研究課題/領域番号 |
20H01950
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
長島 雅裕 文教大学, 教育学部, 教授 (20342628)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 理論天文学 / 銀河形成 / 活動銀河核 / 宇宙の大構造 |
研究開始時の研究の概要 |
我々が完成させた新しい銀河形成モデル「ν2GC」は、ダークマター分布を世界最高峰のシミュレーションで計算し、その上にガスの冷却・加熱や星形成を組み込んだモデルである。既に宇宙の様々な時代で、多くの銀河や活動銀河核(AGN)の観測結果を再現していることを確認しているが、AGNの形成モデルの一層の改良を行い、またすばる望遠鏡によるサーベイ(HSC-SSP)のデータ、特にAGNの空間分布と比較することで、銀河やAGNの形成進化を明らかにする。
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研究成果の概要 |
宇宙進化に基づく銀河の形成・進化の過程を明らかにするために、申請者らは、N体シミュレーションをベースにした準解析的銀河形成モデル、「ν2GC」(New Numerical Galaxy Catalog)を構築してきた。今回、最新の巨大N体計算「Uchuu シミュレーション」を用い、新たに「Uchuu-ν2GC」を開発し、超大質量ブラックホールの形成・進化の過程の解析や、活動銀河核の空間分布を計算し、新しい宇宙望遠鏡JWST等による深宇宙活動銀河核の観測結果の予想を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により構築した銀河・活動銀河核(AGN)形成の準解析的モデルにより、極めて広大な領域にどのように天体が分布しているのかを計算することが可能になった。これを深宇宙に適用することにより、最新の宇宙望遠鏡等により明らかにされると見込まれる、これまで得られなかった観測データを予測した。これにより、将来的に観測データが得られた際、データと比較することにより、いちはやくモデルに含まれる物理プロセスやプロセス間の関連について、深い理解が得られることになる。
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