研究課題/領域番号 |
20H02271
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 公立小松大学 (2022) 金沢大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
高山 純一 公立小松大学, サステイナブルシステム科学研究科, 教授 (90126590)
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研究分担者 |
二神 透 愛媛大学, 防災情報研究センター, 准教授 (40229084)
後藤 由和 金沢大学, 医学系, 准教授 (60282167)
柳澤 吉保 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (70191161)
中山 晶一朗 金沢大学, 融合科学系, 教授 (90334755)
西野 達也 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (90403584)
藤生 慎 金沢大学, 融合科学系, 准教授 (90708124)
森崎 裕磨 金沢大学, 融合科学系, 特任助教 (60964997)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 三次救急医療・救急搬送 / 5G / ドクターヘリ・ドクターカー / 新型コロナいウイルス感染拡大 / 3次救急医療・救急搬送 / 医療・福祉・介護の一体管理 / 新型コロナウイルス / 災害時救急 / 道路ネットワーク信頼性 / 災害時避難 / ドクターカー・ドクターヘリ / 5G通信 / 国民健康保険データベース / 新型コロナウイルス感染拡大 / ドクターヘリシステム / ドクターカーシステム / AED・救命措置 / 衛星画像解析 / 3次救急医療・救急搬送 / 超高齢社会 / 国保データベース / 地域包括ケア / 災害時救急医療・救急搬送 / 医療・福祉・介護 / 5G(AI,IoT) |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会が進展する中、中山間過疎地域や半島地域では三次救急病院への搬送時間が長く、心疾患や脳疾患等の早期治療を要する疾病に対して、早期治療ができない実態が多い。そのため、近年では全国各地でドクターヘリ・ドクターカーシステムの導入が行われてきている。しかし、ドクターヘリの運行は昼間に限定されており、夜間の運行や悪天候時の運行はできない。本研究においては、近隣の複数ドクターヘリの最適連携運用システムの開発とドクターヘリとドクターカーの役割分担(担当圏域分担)の明確化、国民健康保険データベース(KDB)を活用した医療・福祉・介護の一体管理システムの開発と5Gを活用した救急医療の高度化を目指す。
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研究成果の概要 |
1つは、救急救命措置に関すること、2つ目は高齢者介護保険事業に関することで、老人保健福祉圏域別の見込み需要の型は各圏域によって異なることを明らかにした。大都市部では訪問系サービス、地方都市部と過疎地域では通所系サービスの利用者出現率がもっとも高く、これらの傾向は短期的には変わらない。3つ目は、通常時ならびに被災時における駆けつけ搬送のより望ましい消防署,地域,後方病院の組み合わせを検討する方法を提案した。4つ目は、大規模災害発生時における救急搬送要請を見つけ出す方法(衛星画像解析による方法)の実用化に向けての課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3次救急医療・救急搬送の課題は、超高齢社会における非常に大きな課題であり、住むところによって、いざというときの救急医療(救命措置)サービスに格差があってはならないと考える。そのような意味では、今回この基盤研究において、ドクターヘリとドクターカーの役割分担、ならびに将来、高齢者人口分布が変化することを見越して、救急医療体制を変更する最適な配置等を提案できる方法を検討したことは、非常に有意義な研究ではないかと考えている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、通常ではない状態が続いた点が大きな課題となったようである。
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