研究課題/領域番号 |
20H02319
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小野田 泰明 東北大学, 工学研究科, 教授 (00185654)
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研究分担者 |
垣野 義典 東京理科大学, 理工学部建築学科, 教授 (60385523)
松田 雄二 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70516210)
佃 悠 東北大学, 工学研究科, 准教授 (90636002)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 公共施設評価 / 図書館 / 空間認知 / 注視行動 / 閲覧空間 / アイマークレコーダー / 計画プロセス / 運営と空間 / 公共性 / 公共施設 / 空間戦略 / 自由歩行 / 探索歩行 |
研究開始時の研究の概要 |
困難な現代社会において、人々の知的な生活を支え、社会の創造性の起点となると世界的に期待されているのが、公共図書館である。 本研究では、世界的に最も進んでいるとされるデンマークやオランダなどの公共図書館を実際に訪問して、そうした創造性がどのような形で担保されているのかを明らかにする。 具体的には、そうした先駆的な図書館が企画されたプロセス、実際の先進性を支える空間と運営のタイプ、さらには利用者が実際に目にする風景を空間認知研究の知見を活用しながら構造化したもの三層から調査を行う。最終的には、新しい社会を構築するために必要な公共施設に求められる機能を複合的に明らかにしていく研究である。
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研究成果の概要 |
我が国の公共施設計画は、少子高齢化や人口減が常態化し、困難な時代に直面している。これは、総量を抑制する一方で、既存施設には困難性を解消する高度なビジョンが求めれていることを物語っている。しかし、これを担保する方法論は確立していない。一方、海外では、公共図書館が、移民対応や高齢化による地域社会の劣化に対抗する空間として脚光を浴び、設計競技によって提示された新しい空間型を作り出している。本研究は、プロセスマネジメントの構造を明らかにした上で、ミッションを機能させる新しい空間構成と運営組織の枠組み、そして利用者にいかなる景として表れているかを空間認知の立場らから明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
厳しい社会環境の中では、経済性が第一義とされ、利用者が感じるわかり易さや面白さ、快適さなどは後回しにされる。社会包摂の最前線でもある公共図書館においては、より包括的な評価が必要されているにもかかわらず、それらを評価に掬い上げる科学的な知見の蓄積と構造化は不十分な状態にあった。本研究では、日本のみならず、世界的に評価されている欧州の図書館について、空間認知の科学を活用して、どのように行動しているかを整理し、そこから各空間を評価する方法論を導き出そうとするものである。
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