研究課題/領域番号 |
20H02321
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
野中 勝利 筑波大学, 芸術系, 教授 (40302400)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 文化的景観 / 城下町 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、近世城下町を基盤として形成された城下町都市を対象として、「文化的景観の創造性」の視点から近代化以降に積み重ねられてきた都市づくりの過程を文脈的に読み取り、それを今後の都市づくりの計画に応用しようとするものである。歴史的環境の解釈の上で、社会背景や都市生活を空間的に整序する姿を「文化的景観」として位置づける。具体的には、①濠の埋め立てと保存における議論、②近代の天守の保存や利用、③公園設計における風致の保存と破壊の三点から、文化的景観の創造性を分析する研究である。
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研究実績の概要 |
本研究は近世城下町を基盤として形成された城下町都市を対象として、「文化的景観の創造性」の視点から近代化以降に積み重ねられてきた都市づくりの過程を文脈的に読み取り、それを今後の都市づくりの計画に応用しようとするものである。同時代的な都市社会や市民生活との関係から空間利用やその議論を分析し、近代都市づくりの計画技術とその思想を解き明かして意味づけ、それらを相対的に積み重ねる文脈化という分析の方法とそれによる計画論を構築することを目的としている。その目的を達成するために以下の諸点について研究を進めた。 第一に濠の埋め立てと保存における議論からみた文化的景観の創造性の観点から、濠の埋め立てに関する議論のあった静岡と熊本を対象として、濠の埋め立ての契機や目的、その賛否の議論とその結果などについて検討し、その上で城址の史跡や風致保全を通した近代化に伴う市民社会の成熟過程について分析を進めた。 第二に近代の天守の保存や利用からみた文化的景観の創造性の観点から、姫路などの天守を対象として、一般市民に天守の内部を公開する社会背景や、保存修理がされた契機やその過程と都市社会との関係について分析を行った。 第三に公園設計における風致の保存と破壊からみた文化的景観の創造性の観点から、本多静六が設計した会津若松城址の公園設計を対象として、その計画技術と計画思想を、当時の社会背景や市民生活との関係、城址の風致との関係、事業化との関係などについて検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
資料調査や景観調査において効率的に行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究成果をもとに、調査方法や研究の枠組みを効果的に組み立て、他の研究対象事例に応用して効果的な手法により研究を進める。
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