研究課題/領域番号 |
20H02327
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本間 健太郎 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (90633371)
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研究分担者 |
丹羽 由佳理 東京都市大学, 環境学部, 准教授 (80586751)
日下部 貴彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (80604610)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 車いす / 行動観察 / ネットワーク分析 / Nested Logitモデル / エビデンス・ベースド・デザイン / 最適化 / バリアフリールート / 人流シミュレーション / SP調査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「出発地から目的地までのシームレスな移動を可能にする統合的なバリアフリールート」を計画するための方法を開発する。具体的には、 A.個人の移動行動を把握し、それに基づき B.広域ネットワーク上の移動流を緻密に再現するシミュレータを作り、それを用いて C.バリアフリールートを全体最適化するための提言を行う。ここで言う「バリアフリールート」は、「交通弱者でも円滑に移動できるルート」だけでなく、「外国人でも迷わないルート」や「感染症の拡大防止のために対人距離を確保できるルート」も含め、幅広い現象をスコープに入れた計画論の立ち上げを目指す。
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研究成果の概要 |
車いす移動の行動観察および5回にわたる体系的なアンケートにより、個人の移動行動を把握した。また車いすユーザーを対象にStated Preference(SP)調査を行い、仮想状況下での経路の選好を観測した。これらに基づき構築した経路選択モデルを、作成した経路ネットワークと組み合わせることで、現環境の移動しやすさを評価するとともに、各種のバリアフリー化施策案の社会的便益を比較してルートの全体最適化を行った。以上より、広域ネットワーク上の人流シミュレーションに基づき建築スケールでの合理的判断ができることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、SP調査に基づいた車いす経路選択モデルを構築したこと、広域ネットワーク上でエレベーター設置箇所の組み合わせ最適化を行ったこと、土木計画領域にあたる広域の移動流シミュレーションに基づき建築計画領域でのデザインを提言したことに独自性がある。また社会的には、バリアフリー推進は建物・道路・鉄道駅ごとに行われがちなため、これらをまたいで移動する交通弱者に極端な遠回りを強いるケースが多い。それを解決すべく本研究はルート整備の一体性を評価してそれを改善する方法を提示したことに意義がある。
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