研究課題/領域番号 |
20H02389
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
古田 壮宏 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (60453825)
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研究分担者 |
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10272387)
佐々木 美裕 南山大学, 理工学部, 教授 (20319297)
田中 健一 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90408724)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | オペレーションズ・リサーチ / 都市計画 / 公共施設・サービス / 数理計画モデル / 数理最適化 / 施設配置 / 公平性指標 / 施設の統廃合 / 施設配置問題 / 公共サービス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,将来の需要の変化を踏まえて,公共施設へのアクセシビリティという観点から,公平性を長期的に維持できる統廃合計画立案のための数理モデルを開発することである.具体的には,以下の3点を開発することで目的の達成を図る.1) 病院や学校などの統廃合事例に基づいて,施設の利用者の移動距離やコストなどの様々な要素を踏まえつつ,公平性を考慮した新しい評価指標,2) 開発する評価指標に基づいた統廃合および将来の転用のための統廃合計画モデルおよびその解法 3) アクセシビリティの低い住民に対する代替交通網の設計と統廃合のための施設配置の同時最適化モデルおよびその解法,である.
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研究成果の概要 |
本研究では、将来の需要の変化を踏まえて、公共施設へのアクセシビリティという観点から、公平性を長期的に維持できる統廃合計画立案のための数理モデルを開発した。具体的には、病院や学校の実際の統廃合事例を分析し、それに基づいた施設の利用者の移動距離やコストを考慮した公平性指標を提案した。また、この指標に基づいた統廃合のための数理計画モデルを開発し、実際のデータを用いて現状とのアクセシビリティに関する比較分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口減少社会において公共施設は、今後減少を余儀なくされる可能性が高いと考えられる。本研究では、病院や学校などの公共施設を対象として、統廃合の影響をアクセシビリティの観点から分析することに着目した。これまでに必ずしも十分に扱われていない公共施設に求められる公平性に基づく数理モデルを提案した。さらに、現実の地理空間データを用いた計算結果と実際の統廃合事例とを比較し、統廃合のアクセシビリティの観点からの影響に関する定量的な分析の可能性を示した点で意義があったと考える。
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