研究課題/領域番号 |
20H02692
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鈴木 修一 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (80433291)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 分子集積体 / 刺激応答性 / 開殻分子 / 発光分子 / 液状化可能なイオン性化合物 / 発光錯体 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、磁性や伝導性、色調、発光色などの物性を微小な外部刺激で劇的に変化させる柔軟イオン性分子集積体による動的機能の開拓を推進する。
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研究成果の概要 |
本研究では、外部刺激に対して機能性が劇的に変化しうるイオン性分子集積体の開拓を推進した。具体的な成果を以下に示す。(1) 液状化可能なイオン性開殻種が固液相転移を有することを利用し、磁気的性質と近赤外吸収特性の同時変調機能を達成した。(2) 刺激に応答して瞬間で発光強度が増す金属錯体塩、結晶化条件より発光波長が著しく変化する液状化可能な金属錯体塩、対イオンによって発光挙動が大きく異なる金属錯体の調製に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能性カチオン種の集積体内および対イオンとの相互作用を適度にコントロールすることで、イオン性化学種が常識的でない柔軟性と運動性を獲得し、その結果により外部環境に対して極めて鋭敏に物性が変化させることに成功した。本研究で明らかになった手法により従来達成できない任意のイオン性分子集積体が構築できる。またそれらに付随してこれまでに報告例のない現象や機能への展開が期待される。
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