研究課題/領域番号 |
20H02756
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
持田 智行 神戸大学, 理学研究科, 教授 (30280580)
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研究分担者 |
桑原 大介 電気通信大学, 研究設備センター, 准教授 (50270468)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 金属錯体 / イオン液体 |
研究開始時の研究の概要 |
金属錯体は種々の機能性を示す物質だが、普通は高融点の固体である。ところが申請者らは、金属錯体をイオン液体化する方法を用いて、多彩な機能性液体を開発してきた。本課題では、こうした金属錯体系液体の研究に、新たに空間の概念を導入し、電子物性、化学反応性、および空間機能の三軸方向に統合展開する。すなわち種々の物性・反応性を有する機能性イオン液体を開発し、それらを用いた空間構築・空間機能開拓を行う。こうして液体と固体を俯瞰した、機能物質科学の新領域を拓く。
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研究成果の概要 |
本研究では、様々な金属錯体をイオン液体化することにより、多彩な機能性液体を開発した。これらの液体の基礎物性を解明し、配位化学の基本概念(結合異性化、配位子交換、混合原子価など)に基づく液体機能を実現した。あわせて、多彩な光機能性(光誘起イオン伝導性制御、光誘起物質応答、光異性化など)を示す液体やゲルを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、各種の金属錯体をイオン液体化し、その機能性を広範に開拓した。これは、従来は固体化学が中心であった金属錯体研究に対して、液体の視点を導入し、新しい物質科学の分野を開拓するものである。得られた研究成果は、金属錯体の液体研究のさらなる展開可能性を示しており、今後、より多彩な機能物質の開発や、応用的なデバイス研究につながると期待される。
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