研究課題/領域番号 |
20H02762
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐藤 記一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (50321906)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | バイオアッセイ / 腎臓 / マイクロ流体デバイス / マイクロ臓器モデル / 生体模倣システム |
研究開始時の研究の概要 |
腎疾患の発症機構の解明や治療法・治療薬の探索には、腎疾患の過程を詳細に解析可能な分析法が必要であるが、現在は動物実験に頼る部分が多かった。そこで、本研究ではヒトの腎臓由来の細胞をマイクロ流体デバイス内で培養することにより腎モデルとその疾患モデルを構築し、腎疾患治療薬の探索を可能にする新たな分析法を開発することを目的とした。
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研究成果の概要 |
本研究ではマイクロ流体デバイス内にヒトの腎臓由来の細胞を二次元および三次元共培養することで、糸球体モデルと尿細管モデルを開発することをめざした。各種培養条件を検討することで腎臓由来細胞のマイクロ流体デバイス内での培養条件の最適化を行った。また、培地流による剪断応力を印加したモデルを構築した。さらに、得られた正常モデルに疾患誘導因子を作用させることにより、疾患モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した腎モデルを用いることにより、将来的には正常な腎排泄機能を維持するために必要な因子や、疾患を引き起こす因子、治療薬の探索が可能になり、腎臓病の治療法の開発や創薬につながることが期待される。さらに、本研究で検討した剪断応力下での共培養技術を応用することにより、将来的には他の臓器・組織の血管や消化管など、生体内のさまざまな管腔における物質透過性試験やその疾病モデルへの幅広い応用が可能となり、医学薬学への幅広い波及効果が期待される。
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