研究課題/領域番号 |
20H02796
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
稲木 信介 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (70456268)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
|
キーワード | バイポーラ電気化学 / 電解重合 / 導電性高分子 / イオン液体 / 濃厚電解液 / 電気化学発光 / ミセル電解 / 電気泳動 / 高濃度電解液 / 微細構造プロセス / 高分子ファイバー / テンプレート合成 |
研究開始時の研究の概要 |
有機エレクトロニクスの発展に資する高分子材料を志向し、本研究では、導電性高分子の合成とその効果的な成型プロセスまでを一貫して意識した新しい方法論の開発を目的とする。その基盤技術となるバイポーラ電気化学は、通常の電気化学と全く異なる特徴を有し、「電解反応と電気泳動のシナジー効果」という新コンセプトによる材料合成が可能となるため、高密度導電性高分子シリンダーや薄膜状導電性高分子などの優れた材料を創出する。
|
研究実績の概要 |
π共役高分子やレドックス活性高分子(以下、導電性高分子とよぶ)はその電荷移動特性や光学的特性、電気化学特性などから有機エレクトロニクスやエネルギーデバイスへの利用が期待されている。一方で、これらのデバイス実装を目指す上での成型プロセス(製膜・微細構造)は発展しているとは言い難く、有機エレクトロニクスの実現に向けた導電性高分子を配線する技術やエネルギーデバイス用に高表面積微細構造を作製する技術が必要とされている。本研究では、導電性高分子の合成とその効果的な成型プロセスまでを一貫して意識した新しい方法論の開発を目的とする。 具体的には、(1)モノマーの電気泳動効果を利用した高密度導電性高分子シリンダーの創出、ならびに(2)導電性高分子の薄膜状自発成長の方向制御、について課題を設定し、前年度までに(1)については一定の成果を得た。 本年度は、主に課題(2)について検討した。昨年度までに、バイポーラ電解重合における電解メディアとしてイオン液体や高濃度電解液を用いる検討を行っており、低電解質濃度系と同様に、導電性高分子のファイバーや薄膜の自発成長挙動を見出していたため、網羅的に検討することにより、イオン液体系でのバイポーラ電解重合に関する研究成果を論文発表するに至った。濃厚電解液系でのバイポーラ電気化学についても同様に進めており、電解室濃度と溶液物性の相関ならびに電解重合速度との関係について知見を蓄積することができた。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|