研究課題/領域番号 |
20H02952
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
田中 克典 関西学院大学, 生命環境学部, 教授 (60273926)
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研究分担者 |
白川 昌宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00202119)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | タンパク質翻訳後修飾 / SUMO / セントロメア / テロメア / 染色体機能 / 分裂酵母 |
研究開始時の研究の概要 |
ゲノム情報の安定な維持・継承には、細胞分裂の際に染色体を安定に維持し、正確に分配することが肝心である。真核生物の染色体上のセントロメアおよびテロメア領域は、染色体の安定維持・分配に極めて重要である。申請者らはこれまでに、SUMOによる翻訳後修飾が、セントロメアおよびテロメアの機能制御に深く関わること明らかにしてきた。 本研究では、SUMO修飾システムがセントロメアおよびテロメア機能をどのように動的に制御するのかを分子レベルで解明することを目的とする。 本研究による成果は、セントロメアおよびテロメアにおけるタンパク質複合体の可逆的な集積と発散の分子機構の普遍的理解に充分寄与できると考える。
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研究成果の概要 |
細胞分裂において、染色体を安定に維持し、正確に分配することがゲノムの安定な継承に重要である。真核生物の染色体上のセントロメアおよびテロメア領域は、染色体の安定維持・分配に極めて重要な役割を果たす。 今回、分裂酵母をモデル系に用い、SUMOによる翻訳後修飾が、セントロメアおよびテロメア領域の機能を制御する分子機構の一端を明らかにした。さらに、病気と深く関わる環状染色体細胞の生育にSUMO修飾が必要であることも見出した。セントロメアおよびテロメア研究は基礎分野のみならず臨床応用分野にも大きな展開を見せている。本研究成果は、将来的には応用分野にも資する重要な基盤を構築するものと期待する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セントロメアおよびテロメア機能はがんとも密接に関わっており、セントロメアおよびテロメア研究は基礎分野のみならず臨床応用分野にも大きな展開を見せている。今回、分裂酵母をモデル系に用い、SUMOによる翻訳後修飾が、セントロメアおよびテロメア領域の機能を制御する分子機構の一端を明らかにした。本研究成果は、将来的には応用分野にも資する重要な基盤を構築するものと期待する。
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