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インド型イネ由来の新規遺伝子座の解析による高温耐性機構の解明と育種利用への展開

研究課題

研究課題/領域番号 20H02963
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

小川 大輔  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究部門, 上級研究員 (10456626)

研究分担者 高橋 史憲  東京理科大学, 先進工学部生命システム工学科, 准教授 (00462698)
米丸 淳一  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究部門, グループ長 (40355227)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
キーワードイネ / 高温 / QTL / 高温耐性
研究開始時の研究の概要

申請者らは、主に熱帯や亜熱帯で栽培される「インド型イネ」と温帯で栽培される「日本型イネ」の間で温度適応性の違いがあることに着目し、遺伝学研究により高温耐性に関わる新奇遺伝子座qHT11を同定した。qHT11の作用を明らかにするため、準同質遺伝子系統を作出し、その特性や原因遺伝子の単離・解析を行う。それにより、インド型イネが有する高温適応機構を考察し、その知見や育種素材を日本型イネ品種の改良に活用する。

研究成果の概要

地球温暖化により、作物を栽培する環境の気温上昇が生育不良をもたらし、作物の安定生産の面で大きな問題となっている。研究代表者らは、主に熱帯や亜熱帯で栽培される「インド型イネ」と温帯で栽培される「日本型イネ」の違いについて研究した。その結果、11番染色体に座上するインド型由来の遺伝子を活用することで、日本型イネに高温耐性をもたらし高温環境でも安定した栽培を可能にすることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題では、熱帯や亜熱帯で栽培されるインド型イネと温帯で栽培される日本型イネの間で温度適応性の違いがあることに着目し、学術的「問い」として「インド型イネはどのような高温耐性機構を有しているのか」を掲示した。インド型イネから同定した高温耐性QTL(qHT11)は、高温に対する反応を一部誘導した。これは、qHT11によりストレス耐性に有効とされるプライミングが誘導されることを意味し、インド型イネの高温耐性機構の解明という点で学術的な意味を持つ。また、qHT11が地球温暖化に対応した作物生産に有効である可能性を示したことは、qHT11を導入した新しい高温耐性品種の創出という社会実装を期待させる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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