研究課題/領域番号 |
20H03106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
福島 崇志 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (00452227)
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研究分担者 |
黒木 信一郎 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (00420505)
中野 浩平 岐阜大学, 大学院連合農学研究科, 教授 (20303513)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 青果物流通 / 負荷情報 / トラッキング / 衝撃加速度 / 生存時間解析 / 振動負荷 / 生存時間分析 |
研究開始時の研究の概要 |
青果物流通工程管理の最適化を目的に、以下の内容を実施する。 ・青果物流通工程における物理的・生理的負荷情報のトラッキングシステムを構築する。データの過度な巨大化を防ぐため、データサイエンス手法を適用し、トラッキングすべきデータ特徴量を明らかにする。 ・青果物流通工程における品質変遷のモニタリングデバイスを開発する。従前、輸送前後の2点のみで、時間的隔たりのあった品質情報を、流通工程の間で経時的に、内部品質、外観品質、力学特性を同時取得する。 ・流通工程における負荷・品質情報をトラッキングしたデータから、品質低下の数理統計的評価により流通管理技術の最適化を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究課題では,青果物流通工程における負荷情報と品質情報を多面的に整理し,品質低下の数理統計的評価を実施することで,負荷と品質の関係を調査した.まずは,流通工程において発生する衝撃を対象に把握すべき負荷特徴量を明らかにした.続いて,負荷に伴う青果物品質の変化をリアルタイムで計測するシステムを構築し,衝撃や振動に対する代謝促進を確認した.最後に,負荷に対する青果物の品質維持に関して,統計モデルを適用し,品質保持期間の推定に有効な解析方法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全世界で生産される農産物のうち,30%以上が流通過程で障害を受け,消費されることなく廃棄されている.特に、生鮮青果物は易変性であるため,流通過程での鮮度・品質低下を如何にして抑えるかが重要となる.本研究成果は,流通中のロスが発生するメカニズム解明に貢献し,今後の流通改善のための知見を提供する.
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