研究課題/領域番号 |
20H03191
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
児嶋 長次郎 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (50333563)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | NMR / 蛋白質 / 立体構造解析 / 立体構造 / 細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
蛋白質の分子機能は立体構造によって制御されている。NMRは細胞内の蛋白質を細胞が生きている状態のまま構造解析できる唯一の手法である。しかし、生細胞内での蛋白質の構造解析は再現性や検出感度に問題があり、今までヒト細胞中での構造決定の成功例はない。そこで、本研究では独自技術で超高感度化に成功した生細胞内NMR技術を用いて、ヒト生細胞内蛋白質の立体構造解析に挑戦する。
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研究成果の概要 |
蛋白質の分子機能は立体構造によって制御されている。NMRは細胞内の蛋白質を細胞が生きている状態のまま構造解析できる唯一の手法であるが、生細胞内での蛋白質の構造解析は再現性や検出感度に問題があり、今までヒト細胞中での構造決定の成功例はない。そこで、本研究では独自技術で超高感度化に成功した生細胞内NMR法(in vivo/in cell NMR)を用いてヒト生細胞内蛋白質の立体構造解析技術を開発した。また、超高感度化した生細胞内NMR法を発展させ、ヒト生細胞内の蛋白質の立体構造変化やリン酸代謝のリアルタイム計測を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛋白質の機能は立体構造によって制御されています。NMRは細胞内の蛋白質を細胞が生きている状態のまま構造解析できる唯一の手法ですが、生細胞内での蛋白質の立体構造解析技術には再現性や検出感度に問題がありました。本研究では独自技術で超高感度化に成功したNMR技術を用い、ヒト生細胞内蛋白質の立体構造決定に成功しました。この研究の成果は、生体内での蛋白質の構造解析において画期的な進展であり、蛋白質研究や医薬品開発における重要な貢献が期待されます。
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