研究課題/領域番号 |
20H03253
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
原 裕貴 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (80767913)
|
研究分担者 |
木村 健二 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 講師 (40644505)
久米 一規 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 准教授 (80452613)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
|
キーワード | オルガネラ / サイズ / 核 / 小胞体 / 線虫 / 分裂酵母 / ツメガエル / オルガネラサイズ制御 / サイズ生物学 / 細胞生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
分裂酵母と線虫を用いて、細胞レベルの細胞周期と個体組織レベルの分化・発生過程における、複数オルガネラのサイズ変化を定量解析する。これにより、複数オルガネラ間のサイズ比率の変化を理解するとともに、そのサイズ制御の決定因子の解明と当該ネットワークの破綻が細胞機能に与える影響についても解析する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、核のサイズと細胞内オルガネラである小胞体や細胞内顆粒、および細胞内分子のサイズや量との関係性を検証することを目的とした。さらに、摂動実験を通して、このサイズの関係性を制御する機構についての理解を進めた。 その結果、発生分化の過程や細胞サイズに合わせて変化する核周囲の小胞体のサイズや構造に合わせて、核のサイズ成長速度を変化させる仕組みの存在を示す実験的証拠を得ることに成功した。これら研究成果は3報の研究論文にまとめ論文発表し、加えて一部成果は論文作成中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体サイズと核サイズが、発生分化の過程で、相互に関連しながら変化することは古くから指摘されていたが、小胞体のサイズや構造を人工的に操作する本研究の手法を用いることで初めて、核サイズと小胞体構造との関係性を明確に示すことに成功した。また、種横断的な比較研究に発展させることで、この小胞体と核のサイズの相関関係が、特定の生物種だけではなく、真核生物種に保存された特徴であることを示すことが出来た。
|