研究課題/領域番号 |
20H03266
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 九州大学 (2023) 熊本大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
佐田 亜衣子 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80779059)
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研究分担者 |
泉 健次 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
柳沢 裕美 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 教授 (40746301)
水野 秀信 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特任准教授 (00567159)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 表皮幹細胞 / 幹細胞不均一性 / ニッチ / 細胞外マトリクス / 皮膚再生 / 三次元培養 / 遺伝子改変マウス / 生体イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、皮膚などの上皮組織に存在する不均一な幹細胞集団の領域化に着目し、制御メカニズムを組織―細胞―分子レベルで解明する。 見る:表皮幹細胞が最初に領域化するプロセスを生体イメージングにより可視化し、領域化形成の時空間的な動態を明らかにする。 作る:in vitroにおいて、領域化された幹細胞局在や挙動のパターンを再構築するため、組織の凹凸構造=力学的環境を模倣したマイクロパターンゲル培養を確立する。 乱す:表皮幹細胞の領域化を規定する遺伝子候補を欠損または過剰発現させ、領域化の乱れが幹細胞や組織の機能不全を引き起こすかを調べることで、幹細胞が領域化していることの機能的重要性を理解する。
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研究実績の概要 |
本研究は、皮膚などの上皮組織に存在する不均一な幹細胞集団の領域化を制御するメカニズムの解明を目的に実施した。代表者はこれまでに、細胞外マトリクスFibulin-7を欠損すると、Slc1a3陽性の高分裂表皮幹細胞クローンの減少促進、創傷治癒の遅延、炎症関連遺伝子の上昇が見られ、皮膚老化様の表現型を示すことを見出している。さらに、Fibulin-7をマウス初代培養表皮幹細胞にレンチウイルスを用いて過剰発現させることで、分裂速度が遅くなり、炎症性サイトカインに対して保護作用を持つことが示唆された。本年度は、表皮幹細胞の領域化に必須な細胞外マトリクスFibulin-7の過剰発現マウスを作出し、皮膚表現型解析を行なった。その結果、Fibulin-7をin vivoにおいて過剰発現させることで、皮膚炎症に対して保護作用を持つ可能性が示唆された。In vitroの実験においては、平面およびマイクロパターンゲル培養において、表皮幹細胞の不均一性を誘導する因子の探索およびヒト皮膚組織との比較を行った。それにより表皮幹細胞の不均一性が力学的因子およびニッチシグナル依存的に制御されていることを見出し、上流因子の候補を複数同定した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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