研究課題/領域番号 |
20H03384
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
服部 光治 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (60272481)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | リーリン / プロテアーゼ / 神経細胞 / 精神神経疾患 / 脂質 / リン酸化 / 遺伝子改変マウス / 精神疾患 / 脳 / 神経変性疾患 / 脂肪酸 / 遺伝子改変動物 |
研究開始時の研究の概要 |
神経回路網の正常な形成と維持は脳機能発現の礎であり、リーリンはこれらに必須の巨大分泌タンパク質である。近年リーリンの「機能低下」が様々な精神神経疾患の発症や増悪化に寄与することが判ってきた。申請者は、リーリンが脂質代謝を介して神経機能を制御する可能性、および、リーリンが特異的な分解酵素によって不活化されることを発見した。本研究では、リーリン機能低下による脳の機能異常発現の分子メカニズム解明(基礎研究)と、リーリン分解阻害による疾患治療効果の解明(応用研究)を目指す。本研究から得られる成果は、精神神経疾患を理解し、その新規治療法を開発するための基盤情報となる。
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研究成果の概要 |
成体脳の高次機能発現におけるリーリンの機能とその分子メカニズムを包括的に理解し、精神疾患に対する新規治療法開発へつなげるために研究を行った。その結果、リーリンのC末端領域が新規受容体を介してシグナル伝達を増強すること、リーリン分解酵素ADAMTS-3がオリゴデンドロサイトの移動を制御すること、生後脳でのADAMTS-3阻害がアルツハイマー病を改善すること、生後小脳へのリーリン投与によって行動異常が一部回復すること、などを見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経回路網の正確な形成と成体神経回路の機能調節機構の解明は、精神神経疾患の理解と治療法開発のために重要である。本研究では、これらの現象に重要な分泌タンパク質の機能解明と、その治療への応用についての基礎研究を実施した。その成果から、新たな創薬標的、および、先天性脳形成不全に対する治療法の突破口が得られた。
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