研究課題/領域番号 |
20H03423
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
金丸 和典 日本大学, 医学部, 准教授 (10456105)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | in vivoイメージング / カルシウムシグナル / 膵臓 / β細胞 / インスリン / ランゲルハンス島 / インスリン・パルス / イメージング手法 / イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
膵β細胞in vivo Ca2+イメージング法を新たに開発することで、従来は不可能であった生体内β細胞の活動パターンの高精度な解析を達成する。この手法を活用して、“見ることができなかったために未解明であった” 生体内インスリン動態とβ細胞活動パターンの相関解明に迫る。本研究で開発する新規解析法とその応用により得られる知見は、インスリン分泌機構のさらなる理解と病態解明に繋がる可能性を持つ。
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研究成果の概要 |
β細胞からのインスリン分泌はカルシウムシグナルに制御される。従来の研究では、培養細胞など生体外の実験による知見が主であり、血流・神経・ホルモンなど制御を除外した実験系であるため、生体内環境での検証が必要である。そこで本研究では、膵β細胞のマウス生体内カルシウムイメージング法を新たに開発して解析した。麻酔・開腹下だけでなく、覚醒下のマウス個体でのβ細胞カルシウムシグナルのイメージング手法の確立に成功し、自律神経系や摂食・絶食がインスリン分泌およびβ細胞カルシウムシグナルに与える影響を解析することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で独自に開発したイメージング技法および発見した生体内β細胞活動機構の特徴は、これまで謎とされてきた血中インスリン動態の形成原理の解明に直結する先駆的な研究であるとともに、病態解明に応用可能である。すなわち、インスリン分泌機構のさらなる理解をもたらしたうえ、糖尿病治療戦略の新規創生にも貢献し得る成果である。
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