研究課題/領域番号 |
20H03444
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
岡 正啓 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 創薬デザイン研究センター, プロジェクトリーダー (40432504)
|
研究分担者 |
加藤 明良 大分大学, 医学部, 客員研究員 (00167339)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | ヌクレオポリン / 融合遺伝子 / CRM1 / 相分離 / HOX遺伝子 / ヌクレオポリン融合遺伝子 / 白血病 / HOX |
研究開始時の研究の概要 |
核膜孔構成因子(ヌクレオポリン)と転写因子やクロマチン結合因子との融合遺伝子産物などの白血病関連因子は、ホメオボックス(HOX)遺伝子群を選択的に活性化して白血病細胞の維持に寄与している。本研究では、これらの白血病関連因子が核外輸送因子CRM1依存的に形成すると考えられる相分離構造体に着目し、HOX遺伝子の発現異常を引き起こす分子メカニズムを明らかにする。
|
研究成果の概要 |
本研究ではヌクレオポリン融合遺伝子産物がCRM1依存的に形成する相分離構造体の構成因子を同定し、その機能を明らかにすることを目的とした。本研究の成果としてヌクレオポリン融合遺伝子産物とCRM1の双方と相互作用する複数の因子を見出した。さらにゲノム上でもヌクレオポリン融合遺伝子産物と、これらの相互作用因子が共に集積して遺伝子を活性化していることが分かった。また変異体の解析から、ヌクレオポリン融合遺伝子産物の相分離が相互作用因子の標的遺伝子領域への集積に重要であることが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヌクレオポリン融合遺伝子産物がどのように白血病に寄与しているかについては不明な部分が多い。本成果により、ヌクレオポリン融合遺伝子産物が形成する相分離構造体の構成因子やその重要性の一端が明らかとなった。病理メカニズムの解明や治療法の開発へと繋がる成果と考えられる。
|