• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自己免疫寛容に関わる新規因子の生理的意義とその作用メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H03507
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

吉田 英行  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 上級研究員 (80800523)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
キーワード自己免疫寛容 / 免疫寛容 / 末梢組織特異的抗原 / RNA分解 / 遺伝子発現 / AIRE / Zfp36L1 / Zfp36L2 / 負の選択 / 遺伝子発現制御 / 胸腺上皮細胞
研究開始時の研究の概要

胸腺における末梢組織特異的抗原(PTA)の発現は、自己免疫寛容の成立に重要です。これまでに、AIREやFEZF2 がこれらを誘導する転写因子として知られていましたが、ほかの因子が存在することも知られていました。
本研究では、バイオインフォマティクスを活用することで、PTA発現にかかわる新規因子として同定したZfp36l1(zinc finger protein 36, C3H type-like 1)および Zfp36l2について、PTA発現制御にかかわる機能を、マウスモデルを用いつつ分子レベルから個体レベルまで解析し、自己免疫寛容を成立させるメカニズムの理解を深めます。

研究成果の概要

胸腺上皮細胞において発現が特異的に低下するRNA結合タンパク質Zfp36l1(zinc finger protein 36, C3H type-like 1)および Zfp36l2に注目し、遺伝子改変マウスを用いつつその生理的意義とメカニズムの解析を行った。これらマウスでは複数の組織において自己免疫様の変化が観察され、これらの遺伝子発現の低下が自己免疫寛容の形成に必要であることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫システムは多種多様な病原微生物に反応する一方、自己の成分には反応しない特性を備え、「自己免疫寛容」とよばれる状態が形成される。自己免疫寛容の異常は自己免疫疾患を惹起すると考えられ、そのメカニズムの解明は免疫学の重要な課題となっている。本研究ではこれまで注目されていなかった因子に焦点を当てつつ解析を行い、新しい知見を得ることができた。この知見は自己免疫疾患の病態の理解や新規治療方法の確立に役立つと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] mTECs, peripheral tissue-specific antigens, and beyond2022

    • 著者名/発表者名
      吉田英行
    • 学会等名
      日本免疫学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi