研究課題/領域番号 |
20H03553
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51020:認知脳科学関連
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研究機関 | 富山大学 (2021-2022) 東京工業大学 (2020) |
研究代表者 |
野澤 孝之 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (60370110)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 創造的コミュニケーション / マルチモーダルセンシング / ハイパースキャニング / メタスタビリティ / 脳活動信号処理 / 創造的ミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
脳活動,身体活動,生理活動の個人間の同調は,コミュニケーションの「質」を反映する特徴量として,そのメカニズムと応用可能性に関心が寄せられている.しかしこれらの同調現象はこれまでモダリティ毎に個別に研究されており,相互の関係は明らかにされていない.また多くの研究で同調現象は時間的に定常的な視点で扱われてきたことから,「同調度が高いほどコミュニケーションの質が良い/悪い」という単純な現象の記述に終始しがちであった.本研究では,動的な創造的コミュニケーションを対象に,参加者の脳活動,身体活動,生理信号を同時に計測し,マルチモーダルな同調ダイナミクス間の関係と集団的創造過程への貢献を明らかにする.
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研究実績の概要 |
脳,身体,生理活動の個人間の同調は,コミュニケーションの「質」を反映する特徴量として,そのメカニズムと応用可能性に関心が寄せられている.しかしこれらの同調現象はこれまでモダリティ毎に個別に研究され,相互の関係は明らかにされていない.また多くの研究で同調現象は時間的に定常的な視点で扱われてきた.これに対して本研究は,動的に変化する創造的コミュニケーション・インタラクションを対象に,参加者の脳・身体・生理活動を同時計測し,マルチモーダルな同調ダイナミクス間の関係と集団的創造過程への貢献を明らかにするものである. 計画3年目(最終)の2022年度から新型コロナウイルス感染症の影響のため延長を申請し認められた2023年度は,マルチモーダル同時センシングの手法について,より幅広いセンシング情報の取り込み,多人数相互作用や遠隔コミュニケーションなどより幅広い場面に利用し易くする拡張,マルチモーダル情報をリアルタイムに評価しそれを当事者へのフィードバックに活用可能にする等の技術拡張を行った.対面および遠隔でのコミュニケーション/インタラクション実験を進め.既得のデータとともに分析を行った.とくに,これまで主な分析対象であった非言語的活動に加え,大規模言語モデルを用いた創造的コミュニケーションの言語的・意味的ダイナミクス分析も開発し,その有効性を確かめた. コミュニケーションにおける笑顔表情の同調がもたらす効果についての論文,コミュニケーションにおける自身の非言語活動をアバター技術でフィードバックしメタ認知に働きかけることの効果についての論文が国際学術雑誌に掲載されたほか,プレプリントや多数の学会発表で成果を発表し,複数の発表について優秀講演賞も受賞した.
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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