研究課題/領域番号 |
20H03561
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大野 欽司 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (80397455)
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研究分担者 |
増田 章男 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10343203)
大河原 美静 名古屋大学, 医学系研究科, 特任准教授 (80589606)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 神経筋接合部 / 先天性筋無力症候群 / iPS細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
神経筋接合部(NMJ)の正常分子構築機構を明らかにするとともに、NMJ発現分子の先天的欠損による先天性筋無力症候群(CMS)の分子病態を解明し、新規治療法開発につなげる。Rspo2, Fgf18, Ctgfの3種類の新規NMJ構築誘導分子のさらなる機能解析により正常NMJ分子構築機構を明らかにする。本邦30症例のCMSにおいて同定した遺伝子変異の機能解析を行うとともに新規治療法開発研究を行う。
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研究成果の概要 |
神経筋接合部の正常分子構築機構(NMJ)を明らかにするとともに、先天性筋無力症候群(CMS)の分子病態を解明し、新規治療法開発につなげることを研究目的とした。Rspo2, Fgf18, Ctgfの3種類の新規NMJ構築誘導細胞外分泌分子を同定した。本邦CMS患者において同定したAGRN, DOK7, GFPT1, CHRND, CHRNG遺伝子変異の機能解析を行った。さらに、培養皿上にNMJを構築しゾニサミドがニューレギュリンの発現誘導を介してアセチルコリン受容体クラスタリングを誘導することを明らかにした。CMSに関して過去最大の442論文を引用した英文総説を執筆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子病態解析を含めたCMS研究拠点は、アメリカ3拠点(Professors. Andrew G. Engel, Ricard A. Maselli, Christopher M. Gomez)、カナダ1拠点(Prof. Hanns Lochmuller)、イギリス1拠点(Prof. David Beeson)、フランス1拠点(Prof. Sophie Nicole)があり、研究代表者らはこれらの拠点と連携してCMS研究を行っている。CMSは未診断・誤診断のことが多く診断確定・病態機構解明・治療法開発が求められている。
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