研究課題/領域番号 |
20H03605
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
松尾 幸治 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00292912)
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研究分担者 |
加藤 忠史 順天堂大学, 医学部, 教授 (30214381)
松岡 孝裕 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (90255092)
小澤 栄人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90255109)
下出 崇輝 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20870314)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2020年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 双極性障害 / 神経画像 / 遺伝子 / リスクスコア / 背外側前頭前野 / 前部帯状回 / 精神医学 / 分子遺伝 |
研究開始時の研究の概要 |
双極性障害では精神疾患の中でも遺伝性が高いと言われており、われわれはこれまで双極性障害トリオ試料を用いて多くのデノボ点変異を見いだしたが、脳との関連については未解明である。一方、われわれは神経画像研究においても多施設共同研究で一定の成果を出しているが、リスク遺伝子との関連は見いだせておらず、病因解明には至っていない。 今回、双極性障害トリオ試料におけるポリジェニックリスクスコアを用いた画像ー遺伝子研究を計画した。本研究の目的は、このスコアの高さと関連する脳部位をMRIにより見いだすことである。
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研究成果の概要 |
本研究は双極性障害の生物学的基盤を解明するために患者、きょうだい、親の神経画像および遺伝子リスクスコアと用いて遺伝的な発症リスクとそれに関する脳の部位を特定することを目的としている。現在、10組の患者および家族の協力を得ており、目標まであと5組であるが、予備的解析を行っている。遺伝子リスクスコアが高い人は双極性障害の脳基盤である前部帯状回、背外側前頭前野や扁桃体の異常がみられることを仮定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、双極性障害の生物学的基盤が脳の病態及び遺伝子との関連について強固なエビデンスを得ることができ、双極性障害の原因解明やその後の治療法の開発の端緒となる。
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