研究課題/領域番号 |
20H03724
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
佐藤 賢文 熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 教授 (70402807)
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研究分担者 |
末岡 榮三朗 佐賀大学, 医学部, 教授 (00270603)
梅北 邦彦 宮崎大学, 医学部, 准教授 (20506084)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 慢性持続ウイルス感染症 / HTLV-1 / ATL / HAM / HTLV-1感染症 / single cell analysis / 成人T細胞白血病リンパ腫 / 慢性関節リウマチ / ウイルス特異的CTL / 抗ウイルス免疫応答 / リウマチ関節 / 免疫抑制剤 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、先端的技術を活用して経時的なHTLV-1感染者検体(主に無症候性感染者とHTLV-1感染者リウマチ関節患者)を多角的かつ高精度に解析を行うことで、HTLV-1病原性発現メカニズムの解明を目指す。申請者らが最近確立した高精度かつ網羅的なプロウイルス解析技術を活用する。抗ウイルス免疫応答に関して、ELISpotや抗体価測定、フローサイトメトリー解析、更に一部の症例に関しては、シングルセルRNA-seq解析を行う事で詳細な観察を行う。以上により、感染細胞のクローン性増殖機序やリウマチ関節炎症病態における機能について明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
佐賀大学医学部附属病院、宮崎大学医学部附属病院の外来にて臨床所見、臨床検査データ、治療歴情報の取得および臨床検体採取を行った。HTLV-1感染病態把握のために、HAS flow解析を継続して行った。 HTLV-1感染のリウマチ患者において、生物学的製剤投与前T-spotアッセイを行ったところ、抗原非添加の陰性コントロールでもサイトカイン産生を認めた。検討した結果、HTLV-1に対する免疫応答がアッセイ中に作動し、サイトカインを産生し、擬陽性が導かれた可能性が示唆された。無症候性感染者とATL患者の末梢血Single cell RNA-seq解析の研究を、論文発表した(JCI 2021)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HTLV-1は様々な細胞種に感染するものの腫瘍化する細胞はCD4+T細胞である。シングルセルデータ解析によって、HTLV-1によるT細胞腫瘍化のプロセスを可視化することに成功し、ウイルスがん化メカニズムの一端を明らかにすることが出来た。早期発症予防法の確立に向けた基盤となるデータ取得が行われた。また、HTLV-1陽性のリウマチ患者の臨床情報、検体収集、T spot検査異常に関する知見を深めることが出来た。
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