研究課題/領域番号 |
20H03742
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
古山 賢一郎 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (10868798)
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研究分担者 |
川口 義弥 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (60359792)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ヒト膵島 / 再生医療 / 糖尿病 / 分化転換 / 膵島 / ダイレクトリプログラミング / β細胞再生 / 膵島再生 |
研究開始時の研究の概要 |
インスリン産生膵β細胞の再生による新たな糖尿病治療戦略を考えた場合、膵島内の隣接する非β細胞からβ細胞への分化転換(ダイレクトリプログラミング)戦略は解剖学的・発生学的さらには機能的見地からも大変有望なアプローチである。最近、代表者はヒト脳死ドナー膵島を用いてこの分化転換を報告した(Nature, 2019)が、本研究では、低分子化合物を使った分化転換誘導を目指し、実現可能な次世代型糖尿病治療につながる基盤研究を行う。
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研究成果の概要 |
これまで我々はヒト脳死ドナー膵島を用いてnon-β細胞からβ細胞への分化転換を報告し、ヒト臨床応用へのproof of conceptを示してきた。本研究が目指すのは、未来型糖尿病治療として分化転換療法を確立することである。我々は、分化転換の改善、および、そのメカニズム解明を目指して、分化転換療法開発の基盤的研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インスリン分泌β細胞の再生による糖尿病治療を目指した場合、膵島内の隣接するnon-β細胞からβ細胞への分化転換 (ダイレクトリプログラミング) を誘導する戦略は解剖学的・発生学的さらには機能的見地からも大変有望なアプローチである。つまり、β細胞を膵島内に存在する近隣の他細胞から分化転換誘導するので、作製した細胞を移植する必要が無く、その再生した細胞は元来の膵島内細胞環境で機能を発揮しやすいことから、糖尿病に対する未来型再生治療戦略と言える。 未来の臨床現場では、本研究の分化転換療法を含め、多角的なアプローチを組み合わせることで、個別化された糖尿病治療戦略が患者さんに必要だと考えている。
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