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がん組織を用いたマルチオミックス解析による個別化医療開発プラットフォームの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20H03815
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

植村 元秀  福島県立医科大学, 医学部, 特任教授 (40631015)

研究分担者 阿部 雄一  愛知県がんセンター(研究所), 分子診断TR分野, 主任研究員 (30731632)
加藤 大悟  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70648021)
山口 類  愛知県がんセンター(研究所), システム解析学分野, 分野長 (90380675)
小島 祥敬  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
洪 陽子  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (70824754)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
キーワード尿路上皮がん / 血液バイオマーカー / ctDNA / 次世代シークエンス / がん / 個別化医療 / マルチオミックス / プロテオゲノミクス / がん組織
研究開始時の研究の概要

転移性腎癌に対しては,分子標的薬のうちマルチキナーゼ阻害剤とイムノチェックポイント阻害剤が主に使われているが,腎がんにおいてキナーゼ自体の変異はごく僅かであり従来の発現解析,ゲノム解析のみでは効率的な標的探索・治療効果予測が困難である.イムノチェックポイント阻害剤の治療効果はネオアンチゲン,Tumor mutation burdenなどによるとされているが,ゲノム解析による予測のみであり,タンパクレベルで確認されたものはない.本研究では,腎がん組織を用いたがんゲノム解析・プロテオーム解析によってリキッドバイオプシーも含めた新規の個別化医療開発プラットフォームの構築を目指す.

研究成果の概要

上部尿路上皮がんUTUCにおける周術期の循環腫瘍DNA(ctDNA)の臨床的有用性を検討する研究も行った。ctDNAの検出率およびfractionは病理病期の進行に伴い上昇し、術前ctDNA fraction2%以上であることが有意に無再発生存率と関連していた。 さらに、術前ctDNA陽性例において、術後に陽性が持続していた例では陰性化した例と比較することで、微小残存病変(MRD)が検出できることが示唆された。また、転移性UTUCにおいてctDNAの変化が全身治療に対する反応性と相関していた。UTUCにおいて、血中ctDNAはMRDの検出や全身治療のモニタリングに有用であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果を踏まえて、前向きの臨床研究を計画している。それにより、術後早期の尿路上皮がんの再発を簡便にモニタリングすることができるようになり、適切な予防あるいは早期の治療を行うことができることになり、社会的意義は大きいものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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