研究課題/領域番号 |
20H03862
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山田 聡 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40359849)
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研究分担者 |
森崎 隆幸 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (30174410)
江草 宏 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30379078)
鈴木 茂樹 東北大学, 大学病院, 講師 (30549762)
根本 英二 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (40292221)
村上 伸也 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70239490)
梶川 哲宏 東北大学, 大学病院, 講師 (90611252)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 侵襲性歯周炎 / 疾患由来 iPS細胞 / 疾患由来iPS細胞 / 遺伝子多型解析 / PLAP-1 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、未だその発症・進行メカニズムの詳細が不明な侵襲性歯周炎(AgP)において、大規模な患者由来iPS細胞レジストリを構築し、同細胞レジストリを用いて網羅的な全ゲノム解析と細胞分化機能解析を同時に行うことで、AgPの原因となる複数の新たなる遺伝子変異群を決定する。さらに、PLAP-1/Asporinについて、AgP-iPS細胞レジストリにおけるPLAP-1遺伝子多型解析を行うことで、PLAP-1が、AgPの原因遺伝子であることを証明し、細胞機能解析、遺伝子改変マウスを用いた歯周炎モデル解析等を行うことで、PLAP-1遺伝子変異による侵襲性歯周炎の発症・進行の分子メカニズムを解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では、未だその発症・進行メカニズムの詳細が不明な侵襲性歯周炎(AgP)において、患者由来のiPS細胞(AgP-iPS細胞株)を樹立し、様々な細胞機能解析を行った。その結果、AgP-iPS細胞は、正常iPS細胞、ヒト歯髄幹細胞、ヒト歯根膜線維芽細胞と比較して、細胞増殖能・硬組織系細胞分化能について異なった表現型を示した。さらに、ヒストン脱アセチル化酵素への感受性実験から、AgP-iPS細胞株は、ユニークなエピゲノム構成を示すことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、侵襲性歯周炎における原因遺伝子・分子を同定するために様々な遺伝子多型解析やGWAS解析が行われてきた。しかしながら、遺伝子変異とAgPの病態とを結びつける決定的因子の同定には至っていない。本研究では、これまでに世界的にも報告の無かったAgP患者由来iPS細胞を樹立し、そのエピジェネティク機能を解析した。本研究成果から、AgPの分子病態メカニズムの一端が明らかとなり、AgPに対する新たなる治療薬や遺伝子診断法の開発の基盤に繋がる可能性が示された。
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