研究課題/領域番号 |
20H03882
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
馬場 一美 昭和大学, 歯学部, 教授 (80251536)
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研究分担者 |
赤松 和土 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (60338184)
西山 暁 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (40359675)
美島 健二 昭和大学, 歯学部, 教授 (50275343)
中村 史朗 昭和大学, 歯学部, 教授 (60384187)
高場 雅之 昭和大学, 歯学部, 講師 (30384192)
井上 富雄 昭和大学, 歯学部, 教授 (70184760)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / iPS細胞 / リポジトリ |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠中の歯ぎしりは,歯科治療では治療予後を左右するリスクファクターであるが,その発症メカニズムは明らかではない.研究者らはiPS細胞技術を用いたメカニズム解明に取り組んできた.本研究ではその基盤をもとに,携帯型歯ぎしり診断システムとiPS細胞技術を用いて,歯ぎしり患者および健康成人のデータを収集して,歯ぎしりデータベースとなるリポジトリを構築し,歯ぎしり患者の症型分類を行う.
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研究成果の概要 |
本研究では、先行研究で見出した睡眠時ブラキシズム(SB)に関連する一塩基多型による神経細胞の機能的差異の解析を目標に、SBのリポジトリの構築を試み、また、SB患者由来ニューロンに共通する機能異常をゲノムレベルで検出、表現型の分類を目指すものであった。対象者より臨床所見、睡眠中の筋活動レベルの記録を行い、データベースとしてのリポジトリへの登録を行った。さらに、SB患者およびコントロールのiPS細胞を樹立、神経細胞へと誘導した。神経細胞を用いてトランスクリプトーム解析による発現変動遺伝子の探索を行い、その結果、両群間の遺伝子発現パターンには系統的な差異が存在することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠時ブラキシズム(睡眠中の歯ぎしり)は様々な歯科的問題の原因となり得るが、メカニズムはまだ不明な点も多い。この研究によって構築された睡眠時ブラキシズムのリポジトリを発展させ、さらにiPS細胞由来神経細胞での解析がより詳細に行われることで、発症メカニズムの解明が進むことが期待でき、この成果は、個々人の病態に応じて歯科医療を提供する、オーダーメイド医療に寄与することができると考えられる。
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