研究課題/領域番号 |
20H03939
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
永田 知里 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30283295)
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研究分担者 |
上山 純 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (00397465)
和田 恵子 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00532673)
近藤 高明 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (00195900)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 初経 / 閉経 / がん / 循環器疾患 / 生活習慣病 / 初経年齢 / 閉経年齢 / コホート研究 |
研究開始時の研究の概要 |
初経・閉経年齢はがん、心血管障害等複数の疾患のリスク要因であり、疾患によりリスクを上げたり下げたりする。本研究では、学童、妊婦と出産児、地域住民を対象に、初経および閉経年齢を規定する生活環境因子を前向き研究の手法で同定する。特に、食習慣、運動、生活リズム、成長、精神発達、受動喫煙、照明環境、妊娠中の栄養・ホルモン状態、環境化学物質の観点で農薬やパーソナルケア製品使用に着目する。環境化学物質暴露、サーカディアンリズムに関しては、尿標本にて生体指標を測定する。見出された規定因子が、これらの疾患罹患に初経や閉経の時期を介しどれだけ寄与するかを算出し、リスクの背反する疾患群への予防策考案に繋げる。
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研究成果の概要 |
学童、妊婦と出産児、高山市住民、農村地域住民を対象としたコホートにて、がんや心血管障害等、複数の疾患のリスク要因である初経年齢、閉経年齢について、これを規定する生活習慣・環境因子を同定することを目的とした。初経年齢にはエストロゲン、IGF-1値、飽和脂肪酸、コレステロール、主食・いも類の摂取が関与することが示唆された。尿中アクリルアミド代謝物とは有意な関連はなかった。閉経年齢には睡眠時間が関連し、尿中メラトニン代謝物、受動喫煙とは関連はなかった。食事由来のメラトニン、アクリルアミド、終末糖化産物、ポリアミンなど新規の栄養因子の摂取量推定を可能としたが、これらは閉経時期とは関連がなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初経、閉経年齢とも乳がん、卵巣がん、子宮体がん、心血管障害、うつ病という複数の疾患リスクに関わるが、その年齢時期が早いと、ある疾患のリスクを上げる一方、ある疾患のリスクを下げるという相反する関連性が知られている。このため、初経年齢、閉経年齢を規定する因子を同定することにより、複数の疾患影響を考慮した上での予防の在り方を目指すことが重要である。また、新規の規定要因を見出すため、特に新しい栄養因子の推定も可能としたことは、学術的な意義もある。
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