研究課題/領域番号 |
20H03947
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
本庄 かおり 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (60448032)
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研究分担者 |
祖父江 友孝 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50270674)
磯 博康 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, グローバルヘルス政策研究センター長 (50223053)
池原 賢代 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (70589465)
鈴木 有佳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50827269)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 女性の健康 / ジェンダー / 社会疫学 / 環境要因 / こどもの健康 / 健康格差 / 子どもの健康 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」大阪ユニットセンター調査に参加している約8000組の親子を対象に、家庭状況、職場、居住地域に関する情報を質問紙により追加収集し、親子をとりまく環境がどのように母親ならびに子供の健康に影響するかについて検討することを目的に実施する社会疫学研究である。追加収集されたデータはエコチル調査データと統合し、女性(母)の健康ならびに子供の健康や発達をアウトカムとした仮説を横断的に分析する。加えて、ベースラインデータ収集から3年後の女性(母)と子どもの健康をアウトカムとした縦断的検証を実施する。
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研究実績の概要 |
性別役割分業規範(男は外で働き、女は家事・育児)の強い日本社会において、子育てにおける母親の負担は依然として大きく、子育てを取り巻く女性の環境の改善には至っていない。また、女性の社会参加を促進するために重要な政策課題とされている女性の健康支援も進んでいない。子育て期の女性の健康に影響を与えると想定される要因には、①社会経済的状況 ②社会心理的状況 ③家庭・職場・居住地域などの環境が考えられるが、その健康への影響についての解明はほとんど進んでいない。また、母親をとりまく様々な状況が母親のみならず子供の成長や健康に影響する可能性は先行研究により示唆されているが、子育て中の女性を対象に子育てにかかわる環境を包括的に把握し、親子それぞれの健康への影響を検証した研究は実施されていない。 そこで、本研究では、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」大阪ユニットセンター調査に参加している約7200組の親子を対象に、家庭状況、職場、居住地域に関する情報を質問紙により収集し、親子をとりまく環境がどのように母親の健康ならびに子供の成長や健康に影響するかについて検討する。 今年度は、昨年度に新型コロナの影響で実施できなかった3340人を対象に、社会経済的状況 、社会心理的状況 、家庭・職場・居住地域などの環境に関する質問を含んだ質問紙調査を郵送で実施した。2207人から回答があった(回答率66%)。昨年度に収集したデータに今年度収集したデータを加え、ベースラインデータベースを作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、昨年度の新型コロナの影響により実施できなかった全対象者の約半数にあたる3340人に質問紙調査を郵送で実施した。2207人から回答があった(回答率66%)。昨年度収集したデータに今年度収集したデータを併合し、全数のベースラインデータベースを作成した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、作成した全数のベースラインデータベースを用い、解析を開始する。また、2年後の追跡質問紙調査を実施する予定である。
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