研究課題/領域番号 |
20H03970
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字北海道看護大学 (2023) 関西医科大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
安酸 史子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (10254559)
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研究分担者 |
松浦 賢長 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (10252537)
中西 愛 関西医科大学, 看護学部, 助教 (10965883)
北川 明 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (20382377)
黒髪 恵 福岡大学, 医学部, 講師 (30535026)
山住 康恵 共立女子大学, 看護学部, 准教授 (30553052)
日高 艶子 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (50199006)
太田 祐子 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (70349778)
西村 優紀美 富山大学, 学術研究部教育研究推進系, 准教授 (80272897)
上山 千恵子 関西医科大学, 看護学部, 助教 (90751587)
中嶋 恵美子 下関市立大学, 新学部設置準備室, 特命教授 (30461536)
塚原 ひとみ 下関市立大学, 新学部設置準備室, 特命教授 (20555403)
佐藤 亜紀 下関市立大学, 新学部設置準備室, 准教授 (80435130)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 発達障害 / 教育力育成プログラム / 看護学生 / デルファイ法 / 教師の能力 / 育成プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害を含む特別な支援を必要とする看護学生を支援及び教育する教師にはどのような能力が必要かを明らかにし、さらにその能力を育成するための育成プログラムを開発することを目的とする。初年度には、全国の看護師学校・養成所に対してアンケート調査を実施し、特別な支援を要する看護学生の特徴とその学習支援内容を明確化する。二年目には教員へのデルファイ調査で特別な支援を要する看護学生への支援に要求される教師の能力を具体化する。三年目と四年目で特別な支援を要する看護学生への支援を行う教師の教育力育成プログラムを開発し、試行し、受講者へのインタビュー調査を実施してモデルプログラムの修正を行う。
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研究実績の概要 |
2021年度までに全国の看護師学校・養成所を対象にした特別な支援を要する看護学生の特徴とその学修支援内容についてアンケート調査を実施した。分析の結果、支援を行う教師に必要とされる能力として64項目が抽出された。その結果をもとに、看護学生の特別な支援を行ったことがある看護教員及び専門家を対象に5段階のリッカートスケールでデルファイ調査を実施した。 デルファイ調査の第1回目の送付は107名であり、そのうち同意書を得たのは41名で、41名に2回目の送付をしている段階である。 全項目ともアンケート調査で抽出した支援内容であるため、5段階評価でほとんどが、4か5が最頻値であったが、その中でも最頻値が5であったのは、現段階で次の17項目であった。[学生のできることできないことを見極める力][観察により学生の課題を把握する力][観察により学生の困っていることを把握する力][学生の強みを見つける力][学生の成長を承認する力][学生の出来ていることを褒める力][対話で学生が何に困っているかを引き出す力][対話で学生が何に困っているかを引き出す力][学生に具体的な指示をする力][学生に合った具体的支援を選択する力][教育方法を工夫する力][周囲の人間を巻き込む力][他教員と情報共有する力][他教員と連携する力][多職種と関係を築く力][人権を尊重する態度][学生と共に一緒に考える態度] 教育力育成プログラム開発班は、デルファイ調査と並行して、原案開発に取り掛かっており、プログラムとしては、対面での半日および1日バージョンとデルファイ調査で絞られた項目をもとに15分程度の動画バージョンのプログラムを10程度作成予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
デルファイ調査の対象選定及びデルファイ調査システムの構築に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、デルファイ調査を完結させることと、特別な支援を要する看護学生への教育力育成プログラムとして対面バージョン(半日及び1日)とデルファイ調査で絞り込んだ項目をもとに15分程度の動画のコンテンツを作成する予定である。
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