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超音波画像を用いた精神科治療を受けている患者のための新しい排便ケアの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20H03980
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

藪中 幸一  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい准教授 (00737215)

研究分担者 松崎 政代  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40547824)
木戸 芳史  浜松医科大学, 医学部, 教授 (70610319)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワード超音波 / 精神疾患 / 精神看護 / 便秘 / アセスメント / 超音波検査 / 精神疾患者 / 排便ケア / 精神疾患患者 / 超音波画像
研究開始時の研究の概要

本研究は精神疾患患者を対象とし、臨床現場で使用可能な超音波画像装置(エコー)を用いた適切な排便ケア方法の確立を目的とする。そのために、以下の点について検討する。 研究① エコーを用いた精神疾患患者の排便状態(便秘又はガス貯留)を調査する。研究② エコーによる排便困難時の排便ケア評価の有用性を検討する。研究③エコーによる精神疾患患者の排便ケアのアセスメント方法を確立する。

研究成果の概要

多くの精神科治療を受けている患者は、抗精神病薬の長期連用などにより便秘症に悩まされている。そこで、本研究は精神疾患患者を対象とし、超音波画像装置(エコー)を用いて適切な排便ケア方法の確立を目的とした。その結果、便秘症と診断された患者の中には横行結腸を中心にガス貯留による排便障害が確認された。今後は、便秘症の患者に対してエコーを使用することで客観的な排便アセスメントによる適切な排便ケアが可能となった。特に、簡便に便貯留を確認できる直腸のエコー観察は、排便ケアを行う上で多くの情報が得られることが解明された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神疾患を抱えている患者は健常者に比べ,向精神薬の副作用による影響から慢性的な便秘が多くの患者に見られる。しかし、精神疾患患者が便秘を発生させていても訴えに乏しく、そのため下剤の種類や投与量の増減を正確に調整することができず、患者の苦痛や症状の悪化を予防することは困難である。本研究では、非侵襲的で利便性が高い携帯型超音波検査(以下:エコー検査)による大腸内容物の画像評価が可能となり、精神疾患患者の腹部膨満や便秘症の患者に対して、安全で的確な診断および迅速な処置による適切な下剤投与、経過観察が可能となった。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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