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がん患者の主体性を育み活用できる外来看護師育成プログラム:普及性向上のための改善

研究課題

研究課題/領域番号 20H03986
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

佐藤 まゆみ  順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (10251191)

研究分担者 片岡 純  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70259307)
森本 悦子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (60305670)
阿部 恭子  東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (00400820)
高山 京子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30461172)
大内 美穂子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (30614507)
佐藤 禮子  東京通信大学, 人間福祉学部, 名誉教授 (90132240)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードがん看護 / 外来看護 / 主体性 / エンパワーメント / 外来看護師 / 育成プログラム / 教育プログラム / eラーニング
研究開始時の研究の概要

外来通院がん患者や家族が自分らしい生活を送ることを可能にするために、患者・家族の主体性を育み活かす実践を的確に遂行できる外来看護師を育成するプログラムを開発した。プログラム試行の結果、プログラムは有用と考えられたが、施設内で活用するためには、教育の質は維持しつつ最小の負担で実施できるようプログラムを簡素化する必要が明確となった。本研究では、簡素化プログラムの作成・実施・評価の3段階を経て、外来がん看護の場で活用可能な普及性の高いプログラム開発をめざす。

研究成果の概要

研究目的は、簡素化した外来看護師育成プログラムが、通常の現任教育と比べ、「がん患者の主体性を育み活かす看護実践」のための実践力を高めるかを検証することである。プログラム適用群として介入群A(eラーニング学修後、外来で実践し、指導者と振り返る)と介入群B(eラーニング学修後、外来で実践する)を設定し、介入群Aと対照群、介入群Bと対照群で実践力と自己効力感の得点変化を比較した。両群ともにプログラム実施後に実践力得点が有意に増加し、対照群の得点変化と比して、その増加が有意に大きかった。本プログラムは、通常の現任教育と比べ、「がん患者の主体性を育み活かす看護実践」のための実践力を高めると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん医療の現場が外来に移行している今日、外来看護師の能力開発は重要な課題であるが、外来がん看護の能力開発に特化した育成プログラムは少ない。本研究では、普及性を高めるためにオリジナルプログラムを簡素化した。そして、この簡素化プログラムが、通常の現任教育と比べ、「がん患者の主体性を育み活かす看護実践」のための実践力を高めることを明らかにした。本プログラムは、“がんを抱えても自分はこのように生活したい”という患者の意思を大切にし、その実現に向けて患者が問題に取り組むことを支援できる外来看護師を育成する。人々の生活や価値観が多様化している中、本プログラムは人々のQOL向上に大きく貢献できるといえる。

報告書

(4件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 外来通院がん患者の主体性を活かして行う実践のための外来看護師育成プログラム:有用性及び施設での運用可能性の評価2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤まゆみ,片岡純,高山京子,大内美穂子,西脇可織,森本悦子,佐藤禮子,阿部恭子
    • 学会等名
      第35回日本がん看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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