研究課題/領域番号 |
20H03996
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
毎田 佳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20397219)
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研究分担者 |
藤原 浩 金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
三枝 理博 金沢大学, 医学系, 教授 (20296552)
安藤 仁 金沢大学, 医学系, 教授 (50382875)
小野 政徳 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70348712)
堀家 慎一 金沢大学, 疾患モデル総合研究センター, 准教授 (40448311)
鏡 真美 (関塚真美) 金沢大学, 保健学系, 教授 (60334786)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 概日リズム / 妊産褥婦 / セルフケアプログラム |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトは、光と食事によって体内にある中枢時計と末梢時計を毎日リセットして、24時間周期の生活を送っている。ところが、現代は概日リズムの乱れを起こす生活習慣が一般化している。本研究では、特に周産期に焦点を当て、妊産褥婦の「光と食事」に関する生活習慣の違いによる概日リズムの乱れが、母子の周産期予後と関連するかを明らかにする。また育児期にも目を向け、親の概日リズムの乱れが育児行動にもたらす影響を明らかにする。さらに、「光と食事」に関する生活習慣を整える「概日リズムに基づく周産期セルフケアプログラム」が、親と子の健常性維持に有効であるかを検討する。
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研究成果の概要 |
ヒトは内在性に約25時間を「1日」とするリズムを有しており、光と食事によって中枢時計と末梢時計を毎日リセットして、地球の自転と同調した24時間周期の生活を送っている。一方、妊娠期・産褥期の母親は、概日リズムが乱れやすい生活を送っている。 本研究課題では、産褥期の母親を対象に概日リズムと関連した質問紙調査を行い、論文を作成した。また、モデル動物を用いて時計遺伝子の制御や機能、食餌と概日リズムとの関係に関する論文を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産褥期の母親を対象として行なった概日リズムと関連する質問紙調査の結果は、今後の論文発表、並びに更なる研究継続により、産後の女性の心の健康維持に資する新たなセルフケアの提案につながる可能性がある。出産後、多くの母親にマタニティ・ブルーズが見られ、一部の母親は産後うつ病等の精神疾患を発症する。母親の産後の心の不調をセルフケアにより緩和することができれば、多くの母子とその家族にとって有益となると考える。
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