研究課題/領域番号 |
20H03999
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
園部 真美 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (70347821)
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研究分担者 |
斉藤 早香枝 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (50301916)
木村 千里 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (60520765)
澤田 優美 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00585747)
臼井 雅美 東邦大学, 健康科学部, 教授 (50349776)
草薙 美穂 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (90326554)
寺本 妙子 開智国際大学, 教育学部, 教授 (20422488)
三國 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
大森 貴秀 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60276392)
三上 謙一 北海道教育大学, 保健管理センター, 准教授 (90410399)
鈴木 香代子 東京有明医療大学, 看護学部, 講師 (50372876)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 親子の相互作用 / 観察法 / 虐待予防 / 育児支援 / Infant CARE-Index / Infant CARE-Index (ICI) / NCAST / 親子相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、乳幼児と親の相互作用の直接観察法による子ども虐待の予防・介入のアセスメント尺度であるInfant CARE Index (以下ICIとする)日本版を作成する。ICIは,アタッチメント研究者であるPatricia Crittenden博士が科学的理論に基づいて開発した尺度であり,15か月までの乳幼児と養育者の関係性の質を,遊び場面の自然観察から評定を行うものである。乳幼児と母親を相互作用の発達的変化の節目ごとに月例枠を設け,母子支援の専門家がビデオ録画を行う。日本版ICIを作成し,日本の虐待予防・育児支援制度に取り入れる方法の考案・提案をするものである。
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研究実績の概要 |
母子の交流場面の録画データ62名分をInfant CARE-Indexの有資格者にコーディングを依頼し、結果を回収した。日本人母子のデータをInfant CARE-Indexを用いて分析するための講習会を開催し、リサーチレベルでコーディングが可能である有資格者を講師として、3日間の勉強会(ICI 3-Day Training by Bronwen Elliott)を行った。その結果、有資格者同士でも解釈が異なる事例があることがわかり、関係性の評価(DS)とパターンについて分析を重ねた。 これまでのアセスメントツールである、NCATS (Nursing Child Assessment Teaching Scale)とInfant CARE-Indexとの分析の視点や深さの違いを検討した。 ICIの結果は、評価者間で解釈が異なる事例に関しては、再コーディングを依頼した。 アダルトアタッチメントインタビュー(Adult Attachment Interview: AAI)を実施した14例についての分析を開始し、その数例についてICIデータの解釈と関連させながら講習会の中で分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本人の研究者の中でInfant CARE-Indexの母子のコーディングをリサーチレベルで分析できるメンバーがおらず、海外の有資格者に頼む必要があり、その結果を回収するまでに時間を要した。講習会の中で、有資格者間においても解釈が異なる事例があったため、再コーディングを依頼し、その結果をもらうまでに時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
母子の関係性をアセスメントするInfant CARE-Index (ICI)、NCATSの分析、ACEs、PSIを含む質問紙調査の分析をし、ICIの分析が親子の関係性にリスクをもつ母子のスクリーニングに役立つかどうか検討する。 AAIによるインタビュー分析を行い、ICIの分析結果を説明する根拠となるかどうか検討する。
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