研究課題/領域番号 |
20H04002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
工藤 里香 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
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研究分担者 |
Hanley Sharon 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任講師 (80529412)
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
北島 友香 富山県立大学, 看護学部, 助教 (00846131)
松井 弘美 富山県立大学, 看護学部, 教授 (70515725)
小林 絵里子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (30584742)
村田 美代子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (00627002)
西村 香織 富山県立大学, 看護学部, 助教 (20846133)
早乙女 智子 (田中智子) 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター, その他部局等, 研究員(移行) (10648489)
村上 利矢子 富山県立大学, 看護学部, 助教 (90906893)
岩本 健嗣 富山県立大学, 工学部, 准教授 (40553136)
二本柳 圭 富山県立大学, 看護学部, 講師 (90457929)
岡田 麻代 富山県立大学, 看護学部, 助教 (30846150)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | スメアテイカー / 子宮頸がん検診 / 看護職 / e-Learning |
研究開始時の研究の概要 |
2017~2019年度まで実施した研究において、看護職がきめ細やかな配慮をもって、正確な検査が実施できるスメアテイカーとして子宮頸がん検診を実施できることを示した。 本研究では、前研究を継続し、子宮頸がん検診受診時の検査の正確性、快適性、継続性を、さらに向上させるスメアテイカー養成プログラムを構築する。プログラムの評価として、プログラムの到達目標を設定し、受講者の到達度を測る。さらに、子宮頸がん検診受診者の快適性、継続を促すための健康教育の的確さなどを受診者への質問紙調査などにより明らかにする。
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研究実績の概要 |
スメアテイカー養成プログラムBasic編を、前年度作成したe-Learning及び対面での技術研修を用いて実施した。Covid-19感染流行が収束する兆しが見えず開催の延期を強いられたが、2月に対面研修を実施することができた。 また子宮頸がん検診を担うため、より実践力を身に着けるためのスメアテイカー養成プログラムStepUp編を開発した。本プログラムはBasic編を修了した者かつ将来的に子宮頸がん検診を業務として担うことを希望する看護職を対象とし、20歳以上70歳未満の一般女性30名を対象に、子宮頸がんに関する説明から、問診、子宮頸部からの細胞採取を実施するプログラムである。講義には2名参加し、実践プログラムには1名が参加している。 研究成果の発信として、第一に「女の子がもっとHAPPY!に生きる」と題したホームページを作成し、子宮頸がんの情報やその予防に関する情報を掲示している。 第二に、国際シンポジウムを企画しWebinarにて実施した。第1回目は「HPVワクチン~積極的勧奨再開を迎えて~」と題し、WHOよりPaul Bloem氏、Australian Centre for the Prevention of Cervical CancerよりJulia Brotherton氏を迎え、世界のHPVワクチンの動向を講演した。第2回目のシンポジウムは「子宮頸がん検診~日本の検診はどのように変化していけばいいのか?」と題し、Royal Infirmary EdinburghよりBreda Anthony氏、Malaya大学よりYin Ling Woo氏を迎え、自己採取や看護職の活用を含めた子宮頸がん検診の在り方について講演した。 第三に、第24回日本母性看護学会学術集会にて「看護職対象のスメアテイカー養成プログラムにおけるe-Learning導入の効果」を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Covid-19感染流行が収束する兆しが見えないことがあり、プログラムの開催を延期した。StepUpプログラムについては3月までに開催できなかったため、期間を延長し実施することができた。
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今後の研究の推進方策 |
StepUpプログラム、Basicプログラムともに引き続き実施し、スメアテイカーとして活躍できる看護職を増やしていく。 研究の成果をより多くの方に発信していく。
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