研究課題/領域番号 |
20H04009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
成瀬 昂 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (90633173)
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研究分担者 |
山本 則子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 通所介護 / システマチックレビュー / システマティックレビュー |
研究開始時の研究の概要 |
多様な研究デザインのエビデンスを統合しうるJBI方式のシステマティック・レビューによって「効果的な成果を導くためのサービス内容はどのようなものか」を明らかにしたのち、それを通所介護の現場に実装・普及するためのツールを、当事者と研究者の協働の枠組みであるCitizen scienceの方式を用いて作成・評価する。 JBIは、オーストラリアに本部を持つ研究機関で、世界40カ国以上に提携センターがあり、量・質を含めた多様なデザインの研究を統合するシステマティック・レビューの方法を教育・普及している。またCitizen scienceとは、研究者と当事者・実践者の協働の枠組みの1つである。
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研究実績の概要 |
2020年度に得た問いのうち、睡眠障害について、先行研究をもとに通所介護事業所での解決策を探索することとした。高齢者の睡眠改善を目的とした非薬物介入の効果について、システマティック・レビュープロトコルを作成した。プロトコルはJBISystematicreviewprotocoltemplateに従い作成し、JBI Evidence Synthesis(オープンアクセス誌)で公開した。 2020年度に得た問いのうち、社会的交流については、コロナ禍で状況が変わってしまったことを鑑み、現状の課題を記述することを2020年から継続して実施した。通所介護事業所を利用している要介護者の社会的交流の経験と課題を明らかにするための質的研究を実施した。東京都内の6か所の通所介護事業所で要介護2相当の男女26名を対象にインタビューと参与観察を行った。コロナ禍の要介護高齢者は、通所介護事業所の中で「障害や年齢に応じた会話を味わったり」、「新しいこと・前向きなこととの出会いに喜びを感じたり」する一方で、「加齢や障害のよる変化にとまどい自己防衛的に振舞う」場面では、集団の中で自己憐憫したり他者と自分を比べたりすることもあることがわかった。また、時として「他人への不快感や時間の無駄」を感じていることもあった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の不測の怪我により、研究業務を遂行することが約6か月間困難となったため。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度中に、システマティックレビュープロトコルにのっとって文献調査を行う。さらに、文献情報を元に、通所介護事業所で活用できる介入ガイドブックを作成し、その実用性を評価する。
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