研究課題/領域番号 |
20H04044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
三原 雅史 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80513150)
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研究分担者 |
平岡 崇 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (20351926)
浦川 将 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (30445811)
丸山 博文 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (90304443)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | パーキンソン病 / ニューロフィードバック / 脳機能画像 / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、パーキンソン病の歩行障害に対して、歩行運動の想像中の脳活動を患者に提示し、その活動を大きくする、”ニューロフィードバック”と呼ばれる介入が、通常のリハビリテーション以上の介入効果をもたらすかどうか、およびその効果がどの程度持続するかを多施設共同研究、並行群間デザインによる臨床研究によって明らかにし、併せて脳機能画像を用いた評価で、介入前後の脳内の機能的ネットワークの変化を検討することで、パーキンソン病の歩行障害改善効果をもたらす神経基盤についても検討を行う。
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研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)の歩行障害は薬剤による反応が乏しく、効果的な非薬物的治療法が求められている。我々は、小規模試験で近赤外分光法(fNIRS)を用いたニューロフィードバック技術による歩行速度の改善効果を明らかにしたが、その効果持続期間は短く、継続的な介入プロトコルの確認が必要と考えられた。本研究では川崎医科大学と広島大学でPD患者に対し、ニューロフィードバックを用いた4週間の効果を検証する多施設共同研究を計画し、特定臨床研究としての承認を得て研究を開始した。残念ながらプログラムの不具合やCOVID-19による移動制限等で研究進捗に遅れが生じたが、現在4名が参加し、介入後の評価が進行中である
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はパーキンソン病の歩行障害に対する新たな非薬物的治療として、近赤外分光装置を用いたニューロフィードバック技術の有効性、安全性を検証することを目的に行われた。予定からの研究進捗の遅れがあり、現時点では研究は進行中であるが、現時点では安全性や効果についても期待できる結果が得られている。今後、本研究の結果が明らかになることで、パーキンソン病患者にとってより安全で有効な介入選択肢が増え、ひいてはPD患者の生活の質の向上につながることが期待される。
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