研究課題/領域番号 |
20H04124
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 (2021-2023) 大阪薬科大学 (2020) |
研究代表者 |
奥平 桂一郎 大阪医科薬科大学, 薬学部, 教授 (10425671)
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研究分担者 |
清水 太郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 特任助教 (30749388)
田中 将史 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (40411904)
石田 竜弘 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (50325271)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 高密度リポタンパク質 / 高密度リポ蛋白質 / アポリポタンパク質 / アポリポタンタンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
心筋梗塞や脳卒中といった動脈硬化性疾患において、一般的に「悪玉」と呼ばれるLDL(低密度リポタンパク質)に対して「善玉」HDL(高密度リポタンパク質)は、予防的、抑制的に働くと言われています。本研究では、このHDLの質を高める結合因子の研究を進めて、新しい動脈硬化治療薬の実現を目指しています。
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研究成果の概要 |
心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患に対して、高密度リポタンパク質(HDL)は病変からの脂質の引き抜き作用や炎症を抑える効果によって、動脈硬化を改善することが知られている。本研究では、HDLと結合するタンパク質ApoA-I binding protein(AIBP)が抗炎症作用を有すること、また、生体におけるAIBPの発現分布、及びAIBPタンパク質が動脈硬化に対する予防や治療に利用できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HDLが動脈硬化に対して予防的・抑制的に働くことは知られているが、HDLを利用することによって動脈硬化を治療する薬はまだ実現していない。本研究によって得られた研究成果の学術的・社会的意義は、HDLの作用を増強すると考えられるAIBPの機能が明らかとなり、AIBPタンパク質が動脈硬化に対する予防や治療に利用されうることが示されたという点にある。
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