研究課題/領域番号 |
20H04134
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (80610352)
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研究分担者 |
宗綱 栄二 藤田医科大学, 医学部, 助教 (30600431)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | DOHaD / 幹細胞 / エピゲノム / 前駆細胞 / Stem cell / DNAメチル化 / フルクトース / エピジェネティクス / 栄養 / 次世代 / オルガノイド / 未分化細胞 / 胎児 / メタボリックメモリー |
研究開始時の研究の概要 |
「健康や疾患の素因は胎児期における栄養状態によって形成される」という新しい概念であるDOHaD(Developmental Origin of Health & Disease)説が提唱され、妊娠期の栄養状態が世代を超え、その子どもの将来にも大きく影響を及ぼすことが注目されている。 本研究は組織幹細胞に焦点を当てた新しいアプローチにより、次世代への悪影響を解き明かすことを目的とする。
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研究成果の概要 |
健康や疾患の素因は胎児期における栄養状態によって形成される」という新しい概念であるDOHaD(Developmental Origin of Health & Disease)説が提唱され、胎生環境が世代を超え、その子どもの将来にも大きく影響することが注目されている。 我々は、誰しもが日常的に摂取する天然甘味料であるフルクトースに着目してDOHaD研究を進めてきた。本研究は幹細胞に焦点を当てた全く新しいアプローチにより、フルクトースの次世代への悪影響を解き明かした。これまで見過ごされてきた組織幹細胞の性質および分化異常という本研究知見を考慮することで、DOHaD説の理解は大きく進むと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のフルクトースの爆発的な消費量増加や疫学的な研究を鑑みると、次世代へ負の影響が強く示唆されている。しかしながら、メカニズムに関しては全く不明であるため、社会に警鐘を鳴らすには至っていない。本研究はこれまで制限の無かった妊婦のフルクトース摂取に関して一石を投じることが期待される。 本研究で得られた知見により、疾患形成のメカニズムを理解することができる。疾患リスクの形成を阻止する予防医学につながるばかりでなく、肥満や生活習慣病に耐性を持つ体質獲得につながるため新たな方法の開発につながる。
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