研究課題/領域番号 |
20H04184
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
木村 共孝 同志社大学, 理工学部, 准教授 (20756382)
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研究分担者 |
平田 孝志 関西大学, システム理工学部, 教授 (10510472)
井上 文彰 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (40779914)
阿萬 裕久 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (50333513)
桂井 麻里衣 同志社大学, 理工学部, 准教授 (70744952)
平栗 健史 日本工業大学, 基幹工学部, 教授 (90582817)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | ネットワークセキュリティ / 機械学習 / サイバー攻撃 |
研究開始時の研究の概要 |
近い将来,機械学習を悪用したサイバー攻撃が出現し,従来の攻撃よりも巧妙化・悪質化することで大きな被害をもたらすことが懸念されている.機械学習は日々急速に進歩し続けており,機械学習を悪用したサイバー攻撃は今後,計り知れない脅威になり得る.そこで,本研究課題では,ルータで構成される物理的なアンダーレイネットワークとユーザなどの端末で構成される論理的なオーバーレイネットワークの連携により,このような攻撃に対抗できる堅牢でセキュアなネットワークシステムの確立を目指す.
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研究成果の概要 |
近い将来,機械学習を悪用したサイバー攻撃が出現し,その被害が爆発的に増加することが懸念されている.機械学習は日々急速に進歩しつづけており,機械学習を悪用したサイバー攻撃は計り知れない脅威になり得る.本研究では,進化するサイバー攻撃を数理モデル化し,サイバー攻撃がネットワーク性能にどのような影響を与えるかを明らかにした.さらに,この分析を踏まえた上で,ネットワークの内部での対抗策としてDoS攻撃を緩和するルーチング方式や,ネットワークエッジでの対抗策としてフィッシング検知手法,マルウェア検知手法,ウェブページの異常検知手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,近い将来,出現し得る機械学習を悪用したサイバー攻撃への対抗策を検討した.IoT 環境の急速な発展など新しいネットワークサービスの普及が行われている現在の情報通信ネットワークにおいては,インフラやサービスを保護するために,進化するサイバー攻撃に対抗する手段を検討することは非常に重要な課題である.本研究では,数理モデル化によって今後出現し得るサイバー攻撃の特性を明らかにし,その上でネットワーク内部やネットワークエッジでの対抗策を検討しており,今後のインターネットセキュリティの強化に役立つ.
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