研究課題/領域番号 |
20H04225
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
杉田 泰則 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (30401780)
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研究分担者 |
越田 俊介 八戸工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (70431533)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 骨伝導 / 音像定位 / クロストークキャンセル / 3D頭部モデル / FDTDシミュレーション / 非線形 / クロストーク / 聴覚支援 |
研究開始時の研究の概要 |
ヘッドホンなどを用いて空間的に拡がりをもつ(立体的な)音を再生する立体音像定位技術は、3Dサラウンドシステムなどのエンターテイメント分野で実用化されつつある。しかし、これまでの立体音像定位研究は、通常のヘッドホンの使用を前提としており、鼓膜を介して音を聞く気道音によるものが殆どである。本研究は、耳を塞ぐことのない骨伝導ヘッドホンを用いた立体音像定位技術を対象とし、高い音像定位精度の実現手法を研究・開発する。本研究により得られる成果は、補聴器や視覚障害者の歩行を補助する音声案内システムなど、さまざまな応用が期待される。
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研究成果の概要 |
骨導音による立体音像定位技術は、補聴器や視覚障害者の歩行支援システムなど、さまざまな応用が期待されている。本研究では、骨伝導ヘッドホンの音像定位技術の精度向上を目的として、まず、3D頭部モデルを用いた骨導音の頭内伝搬シミュレーションを実施した。またクロストークキャンセルと骨導伝達特性の補正を高精度に行うための補正フィルタを検討し、その有効性を被験者実験により検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨導音による立体音像定位技術は、補聴器や視覚障害者の歩行支援システムなど、さまざまな応用が期待されているが、気道音による音像定位技術ほど高い定位精度が得られていないのが現状である。本研究では、骨導音受聴での定位精度を向上させるための多くの知見が得られた。これらは、骨導音による補聴システムの音質改善や立体音像定位技術への応用、発展に貢献するものと期待される。
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