研究課題/領域番号 |
20H04226
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
|
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
圓道 知博 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (70397470)
|
研究分担者 |
坪根 正 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (50334694)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 拡張現実 |
研究開始時の研究の概要 |
拡張現実(Augmented Reality: AR)は一般社会にも広く認知され様々な分野での活用が期待されるが、現状ではシースルー型のヘッドマウンテッドディスプレイやスマートフォン等の携帯端末を利用するものがほとんどである。しかし利用者が個々に機器を使用しなければならない形態は利用シーンに大きな制約を生む。本研究は、利用者が個別に機器を使用することなく、ただ見るだけで現実空間とディジタル映像とを重ねて観察できる手法として、ガラス窓に映像を映し出す技術を確立することを目的とする。
|
研究成果の概要 |
本研究では、「ガラス窓」に注目し、これにARの表示デバイスとしての機能を持たせることを目的として、微小ハーフミラーの集積による透明ミラーアレイスクリーンを提案する。ガラス窓に提案スクリーンを設置し、表示デバイスの画像をこのスクリーンに反射させることによって、ガラス窓の向こうの現実空間と虚像と重ねて観察することができる。微小ハーフミラーアレイの設計法や像の歪み低減方法を提案し、シミュレーションによって原理を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はARを指向し、ガラス窓のような垂直に設置された板状の透明デバイスを用いて、ディジタル映像の虚像を現実に重ねて表示する技術を確立する基礎的な提案である。ガラス窓によって重畳表示が実現されれば、普遍的に存在するガラス窓を新しい映像メディアに変貌させ、これまでにない映像表現を開拓することとなる。観光業をはじめゲーム・イベント等のエンターテイメント・広告など幅広い応用先と経済波及効果が期待できる。
|