研究課題/領域番号 |
20H04236
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
笠原 和美 (疋島和美) 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (30706164)
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研究分担者 |
澤田 和彦 つくば国際大学, 医療保健学部, 教授(移行) (10284324)
LI Yuzhe 沖縄科学技術大学院大学, 神経計算ユニット, スタッフサイエンティスト (30815436)
肥後 範行 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (80357839)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | Brain-Machine Interface / 個人差 / MRI / 脳波 / 可塑性 / BMI / Brain-Computer Interface / fMRI / ブレイン・マシン・インターフェイス |
研究開始時の研究の概要 |
ブレイン・マシン・インターフェイスは、患者の脳活動に基づいてパソコンや車椅子などの機械を動かすことで、病気やけがにより失われた脳機能を代替する技術である。しかし、その操作能力には個人差があり、上手く操作出来ない患者も多い。そこで本研究は、ブレイン・マシン・インターフェイスの操作時に、被験者が「何をどのように(what, how)」イメージし、「何秒で(how long)」学習するかについて、その個人差を脳の特徴から分析することで、操作能力の個人差を解決するテーラーメイド・ブレイン・マシン・インターフェイスを開発する。
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研究実績の概要 |
ブレイン・マシン・インターフェイスは、患者の脳活動に基づいてパソコンや車椅子などの機械を動かすことで、病気やけがにより失われた脳機能を代替する技術である。しかし、その操作能力には個人差があり、上手く操作出来ない患者も多い。そこで本研究は、ブレイン・マシン・インターフェイスの操作時に、被験者が「何をどのように(what, how)」イメージし、「何秒で(how long)」学習するかについて、その個人差を脳の特徴から分析することで、操作能力の個人差を解決するテーラーメイド・ブレイン・マシン・インターフェイスを開発する。 今年度は、昨年度に引き続き、各々の被験者が最も学習し易い操作方法を明らかにするために、被験者に「何をどのようにイメージするか」という手掛りを与えず探索的に操作信号を調節させる実験を実施した。イメージの種類は被験者によってばらつきがあり、運動を視覚的に思い浮かべる方法より、筋肉が動く様子を動的に思い浮かべる方法の方が、操作成績が高いことがわかった。イメージの種類と脳の特性についても解析を進めている。「何秒で」学習するかという点についても解析を行ったが、個別の特性が観察されなかった。また、本年度は、ブレイン・マシン・インターフェイスの操作中の脳活動について論文を投稿し、マイナーリビジョンまで進んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
所属機関の感染対策によって、実験が出来ない期間があったが、招待講演、論文投稿(マイナーリビジョン)など順調に進展しているため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、コロナウイルス感染感染状況およびそれによる所属機関の方針に従い、被験者実験を進め、学会および論文発表において成果をまとめる。
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