研究課題/領域番号 |
20H04276
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
仁科 エミ 放送大学, 教養学部, 教授 (20260010)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | ハイパーソニック・エフェクト / 超高周波 / ハイパーソニックエフェクト / スマートフォン / 基幹脳活性 |
研究開始時の研究の概要 |
人間の可聴域上限をこえる超高周波を豊富に含む音は中脳・間脳・前頭前野などの領域血流量を高め、生理・心理・行動に及ぶポジティブな効果をもたらす。この知見を応用し、スマートフォン等の情報機器を長時間使用する際に生じる負の生理的影響を緩和するシステムを実現することを目的とする。 そのために、小型省電力の超高周波再生素子とそれを駆動するアンプ、スマートフォン等から再生されるハイカットデジタル音と同期して超高周波を制御する回路、天然の自然環境音から抽出した超高周波コンテンツを開発し、モバイルハイパーソニックシステムを構築する。これをスマートフォンに付加稼働させ、その脳活性化効果を評価する。
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研究成果の概要 |
本研究は、ハイパーソニック・エフェクト(人間の可聴域上限をこえる超高周波を豊富に含む音が脳深部の領域血流量を高め、生理・心理・行動に及ぼすポジティブな効果)を応用し、スマートフォン等の情報機器の長時間使用による負の生理的影響を緩和するシステムを実現することを目的としている。そのために、超高周波再生素子、素子を駆動する回路、コンテンツを再生するモバイルプレーヤーを一体化した小型省電力かつ自立式のモバイル・ハイパーソニックシステムを試作した。現有する超高周波を豊富に含む複数の熱帯雨林自然環境音を比較分析し、このシステムに適合した超高周波コンテンツを開発し、評価実験によってその有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会では、スマートフォン等の情報機器を長時間使用する傾向はますます強まっており、それによるストレスをはじめとする負の生理的影響が懸念されている。本研究は、そうした課題を情報学の知見を応用して解決しようという時宜を得た研究である。
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