研究課題/領域番号 |
20H04291
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 釧路公立大学 |
研究代表者 |
皆月 昭則 釧路公立大学, 経済学部, 教授 (90363712)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
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キーワード | 心肺蘇生法 / CPR / シミュレーター / 質の高いCPR / BLS / 医師・看護師教育 / 救急看護技術 / 市民 / 胸骨圧迫 / 医療 / KINECT / ソフトウェア / GPU / 圧迫回数 / 姿勢 / 救命講習 / 心停止 / 看護師教育 / AR / Unity / Natural User Interface / 音声認識 / AED |
研究開始時の研究の概要 |
毎年、7万人以上が日常生活で心停止の危機に見舞われている。危機を目撃した時、「救命の連鎖」の開始点は、第一に心停止の早期認識と通報する市民の意思決定と行動であるが、市民が心停止者に対して実施する心肺蘇生法の正確な実技教育が確立していない。 正しい心肺蘇生法は救命の連鎖の開始点であり、開発した実技訓練システムを用いて正確な心肺蘇生法の姿勢の特徴を解明する。市民はシステムによる実技訓練を通じて、自らの姿勢の状態を認識することが可能であり、結果、正しい姿勢を意識させる心肺蘇生法の実技教育が期待できる。
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研究成果の概要 |
毎年7万人以上の市民が日常生活で心停止の危機に襲われている.死亡の危機を回避するためには,心停止の迅速な対応が必要であり,心肺蘇生法(以下CPR)が最も有用な手段として知られている.しかし,市民が心停止者に対して実施するCPRにおいて,正確な姿勢のCPR実技教育が確立していない.この問題へのアプローチとして,本研究ではAzure Kinect DKセンサーカメラを用いて,訓練者の正面と側面の2方向からCPR動作時の上肢・下肢の姿勢を可視化する訓練システムを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2019年に消防機関が搬送した日本国内の院外心停止傷病者数は126,271人である .危機を目撃した時,「救命の連鎖」の開始点は,第一に心停止の早期認識と通報する市民の意思決定と行動であり,心肺蘇生法(CPR)の姿勢については, JRC蘇生ガイドライン2020をはじめとするガイドラインで定められている.しかし,訓練時にリアルタイムで客観的な姿勢評価をすることは,指導資格を有した者でも困難であった.この課題解決へのアプローチとして,マイクロソフト社のデバイスのAzure Kinect DKを用いて訓練者の正面と側面の2方向からCPRの上肢・下肢の姿勢を捉え,評価が可能なシステムを開発した.
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