研究課題/領域番号 |
20H04298
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
山田 恒夫 放送大学, 教養学部, 教授 (70182540)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 学習デジタルエコシステム / 相互運用性 / 個別最適化 / 次世代電子学習環境 / 生涯学習 / 教育デジタルトランスフォーメーション / 国際技術標準 / データ連携 / デジタルエコシステム / 教育DX / 個別最適化学習 |
研究開始時の研究の概要 |
高度情報化・知識基盤化、国際化・グローバル化、多文化共生、超高齢化等の特性を有する21世紀社会において、今世紀半ばには技術的特異点(シンギュラリティ:機械の知的機能がヒトのそれを上回る時点)に達するという予測もあるなか、人間性と創造性の豊かな、質の高い生活・人生を送るために、公正でひとりひとりに最適で快適な学び(「パーソナル学習」)を生涯にわたって実現するための「次世代電子生涯学習環境」の要件を明らかにし、持続可能なデジタル・エコシステムとして、そのプロトタイプを開発する。超高齢化・多文化共生社会に対応した生涯学習コミュニティ情報基盤を、デジタルトランスフォーメーションという視点から解明する。
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研究成果の概要 |
高度情報通信社会・知識基盤社会において、生涯にわたり学習を継続するのに必要な「次世代電子生涯学習環境」の構成の解明をめざした。国際技術標準を含む技術動向やニーズの調査、電子書籍型学習プラットフォーム、カリキュラム標準・シラバスデータベース、電子履修証明などのサブシステムのプロトタイプの開発、それらのデジタルエコシステムへの統合を検討した。COVID-19パンデミックの影響は多大であったが、それ以上に計画の進捗に影響を及ぼしたのが生成系AI(人工知能)の出現であった。公正に個別最適化された学びを実現する「パーソナルAIチュータ」は申請時からの開発目標であったが、その設計について課題が残った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、教育関連ではビジネスモデルの扱いであったデジタルエコシステムについて、それを実体化するためのエンタープライズアーキテクチャーのプロトタイプを、部分的・小規模であるが開発し、1EdTech Consortiumのいくつかの技術標準を題材に、そこでの国際技術標準のふるまいを検証したことである。 社会的意義としては、Covid-19パンデミックの前後から、日本でも始まった教育情報デジタルエコシステムの社会実装(文部科学省GIGAスクールプロジェクトなど)にあわせて、その相互運用性を保証する国際技術標準の仕様、品質保証システム、実践例に関する研究成果を公表したことがある。
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