研究課題/領域番号 |
20H04343
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63030:化学物質影響関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
木山 亮一 九州産業大学, 生命科学部, 教授 (00240739)
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研究分担者 |
礒部 信一郎 九州産業大学, 生命科学部, 教授 (80435099)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | シグナル伝達 / 内分泌かく乱物質 / バイオテクノロジー / 遺伝子発現 / 天然化合物 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、最新のゲノム解析技術のうちRNA-seq法とゲノム解析技術を利用し、エストロゲン受容体をノックアウトした細胞を作製して、RNA-seq法により様々な天然化合物や合成化合物に対する遺伝子発現解析を行うことで、エストロゲンシグナルカスケードに関わる新しいタンパク質(低分子量Gタンパク質など)を明らかにし、さらに、細胞増殖や細胞運動などの細胞機能と脳の性分化などに関わるエストロゲンシグナルカスケードの詳細を明らかにしたい。成果としてエストロゲン製剤や機能性食品などの開発へ利用が期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究では、女性ホルモンであるエストロゲンに類似した活性を有する化学物質の影響評価を細胞レベルで行うために必要なエストロゲンシグナルカスケードの全体像を解明し、得られた知見を様々な化学物質の影響評価に利用するための基礎を構築することを目的として、最新のゲノム解析技術を利用して以下に示す4点について遺伝子発現解析を行った。(1)遺伝子発現プロファイル解析による解析、(2)ゲノム編集技術を利用したエストロゲンシグナルカスケードの検証、(3)新規エストロゲン応答タンパク質の探索、(4)天然及び合成化合物を用いたエストロゲンシグナルカスケードの検証。得られた成果は論文などで発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は以下のようにまとめられる。まず、学術的な成果として、エストロゲン活性化合物を細胞レベルで評価するために必要なエストロゲンシグナルカスケードに関わる遺伝子(タンパク質)に関する情報を得ることができた。さらに、得られたカスケード情報を利用することでエストロゲン様の活性を有する新規の天然物や合成化合物に関する情報を得た。したがって、本研究で得られた情報を利用することで創薬や健康食品などの製品化に利用できる技術的基盤を作ることができ、学術的な成果だけでなく、産業的にも有用な情報を得ることができたと考えられる。
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