研究課題/領域番号 |
20H04416
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
|
研究機関 | 芸術文化観光専門職大学 (2021-2023) 福島大学 (2020) |
研究代表者 |
西崎 伸子 芸術文化観光専門職大学, 芸術文化・観光学部, 教授 (40431647)
|
研究分担者 |
樺澤 麻美 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任助教 (20865191)
佐川 徹 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (70613579)
黒崎 龍悟 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (90512236)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
|
キーワード | 東アフリカ / 再生可能エネルギー開発 / 合意形成 / 未電力 / エチオピア / ケニア / タンザニア / 環境影響 / 未電化地域 / 社会的合意形成 / 土地利用再編 / 自然保護 / 環境政策 / エネルギーミックス / アフリカ / 社会的合意 |
研究開始時の研究の概要 |
サブサハラ以南アフリカの広大な未電力供給地域全体へのエネルギー供給を,2030年までに実現するという目標に向けて,再生可能エネルギー開発が加速している。しかし,社会的・環境的影響が十分に明らかになっていない。本研究では,東アフリカ各地の再エネ開発による社会的合意形成と土地・環境利用の変遷の把握の不備という深刻な事態に光をあて,再エネ開発による地域社会へのインパクトと政策的/社会的解決の有効性を解明することが目的である。本研究には,再エネ開発を持続可能な地域開発の一つとして相対化することで,ローカルな文脈での開発目標(SDGs)に関する学術的政策的な議論を深める意義がある。
|
研究成果の概要 |
本研究は,東アフリカのエチオピア,ケニア,タンザニアにおける再生可能エネルギー開発が地域社会に与える影響について,地域社会の受容性と社会的合意形成に焦点をあて,長期的なフィールドワークを通じて明らかにすることを目的とした。各地の事例を精査した結果,東アフリカ三か国における発電は,水力や地熱などの再生可能エネルギーが主力になっていて,同じ再生可能エネルギー開発においても,政策や制度が整備されているケースとそうでないケースが存在することが明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サブサハラ以南アフリカの広大な未電力供給地域全体へのエネルギー供給を2030年までに実現するという目標に向けて,再生可能エネルギー開発が加速している一方で,その社会的・環境的影響が十分に明らかになっていないという課題が存在する。 本研究は,このような未電化地域へのエネルギー供給をおこなう施設およびエネルギー利用が進展している地域において現地調査を実施し,施設建設が少なからず社会的・環境的影響を及ぼすことを明らかにした。また,エネルギー供給先の各地域における利用状況が社会・文化的側面と関連して多様化していることも解明した。この点に,本研究の学術的・社会的意義がある。
|