研究課題/領域番号 |
20H04441
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
藤田 玲子 成蹊大学, 経営学部, 教授 (90366930)
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研究分担者 |
田中 直子 北星学園大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (20733702)
中井 延美 明海大学, ホスピタリティ・ツーリズム学部, 准教授 (30406384)
森越 京子 (横山京子) 北星学園大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (40299730)
綛田 はるみ 横浜商科大学, 商学部, 教授 (40424840)
林 千賀 城西国際大学, 国際人文学部, 教授 (70406776)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ホスピタリティ / コミュニケーション / 言語教育 / コンピテンシー / 観光人材育成 / Cando リスト / 人材育成 / Can-do リスト / 接客 / ホテル / 観光コミュニケーション / Can-Do リスト |
研究開始時の研究の概要 |
コミュニケーションがホスピタリティ分野におけるコンピテンシー(知識・技能・態度)の中で重要要素であることは多くの研究で実証されているが、観光業の現場で具体的にどのようなコミュニケーション能力が必要であるのかは、掘り下げられていない。本研究は日本のインバウンド受け入れに必要な外国語による対顧客コミュニケーションスキルとそれに伴うホスピタリティのコンピテンシー (主に非言語行動や態度など) にフォーカスを当て、具体的に何ができる必要があるかを明確化する。特に顧客との接触の多い宿泊分野におけるインタビューや観察により、観光コミュニケーションの指標をCan-doリストの形式で開発する。
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研究成果の概要 |
本研究は、観光人材の不足や人材育成教育が喫緊の課題となる中で、その解決に資する成果を提示することを目的とした。宿泊施設などの観光の現場においてホスピタリティを提供するための適切なコミュニケーション能力を備えた人材を育成するため、ホスピタリティ人材に必要な言語および非言語のコミュニケーションスキルを可視化して、どのような知識やスキル(コンピテンシー)が必要かを2種のCan-doリストの形で示したものが、本研究の成果物である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、コミュニケーションがホスピタリティの分野で重要と認識されながらも、具体的にどのような要素が必要であるのかが明確でなかったところを可視化したことに意義がある。その要素は、身体表現から、言語パフォーマンス、異文化対応など10項目18要素に渡った。また、必要な言語レベルについては、CEFRの指標を援用し、A2+~B1+レベルであることも明らかにした。さらに、研究過程での知見を統合し、観光現場でホスピタリティを発揮するコミュニケーションを行うために身に付けるべき知識・スキルといったコンピテンシーをフレームワークの形としてまとめたことも、その意義と言える。
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